講演者インタビュー
「人事図書館」の事例からみる、人事のキャリアを豊かにする自発的な学びと繋がり
株式会社Trustyyle 人事図書館 館長
吉田 洋介氏
人事の皆さんが扱う領域は、AI・コンプライアンス・ハラスメント・環境など、重要性と共に広がり続けています。これらを1人の能力ですべてに対応するには限界があり、社内外の方々との対話、先人の知恵など、繋がりと学びを生かしながらキャリアを築くことが不可欠になってきます。このような「人事の学び合い、支え合い」を持続的に行うための1つの示唆として、人事図書館の事例をご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ご自身の人事としての学びや若手の人事育成について問題意識、課題意識をお持ちの方、人事としてのキャリアの幅を広げたい方に聞いてもらいたい講演です。多様で 変化が早いと言われる昨今、人事が普遍的に扱う領域は減っていないにもかかわらず、AI・DX・コンプライアンス・ハラスメント・環境など今日的な領域は広がり続けています。人間としての能力は100年前とさほど進化していないと考えると、1人の能力の限界を遥かに超えた状況が起こっているのではないでしょうか。
毎日対処すべき業務が多い中で人事としての学びをどう得てキャリアを歩んでいくのか、若手にどう学び積み重ねてもらうのか、考えたい方はぜひご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
人事育成に長年携わってきた経験から、普遍的な学びと今日的な学びを同時に進めていくためのポイント、専門領域からキャリアを広げていく時のパターンと共に、具体的なツールや有効なコミュニティ、情報収集サイトや書籍 など概念的なことだけではなくすぐに行動できるレベルでお伝えしていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事という守秘性・機密性が高い領域で、「いま・ここ」で自分が向き合う課題に対して他者から助言を得ることも難しく、孤独感を感じている方も少なくありません。また、数多くの素晴らしい研究や理論があっても、数十年間社会や組織に実装されていない現実もあります。
このような現実に対応するのは1人では難しいですし、1社の中だけでも限界があります。
今回の講演が事業に貢献しながら、豊かな人事キャリアを歩んでいくための一助になればと思っています。
- 吉田 洋介氏(よしだ ようすけ)
- 株式会社Trustyyle 人事図書館 館長
- 大学院にて若手の離職について研究し、新卒でリクルートマネジメントソリューションズに入社。採用、人材開発、組織開発、人事制度、アセスメント等多領域にわたり500社以上を支援。2021年独立し企業支援と共に壺中人事塾にて人事の学び支援を開始。2024年人事図書館設立。立命館大学大学院政策科学研究科卒。
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