講演者インタビュー
これから自社が取り組むべき「女性活躍推進」とは
~経営陣・人事・コミュニケーションの3視点から考える~
スリール株式会社 代表取締役社長
堀江 敦子氏
女性活躍支援を進めるには、当事者向けに啓蒙や研修を行った“だけ”では残念ながら目に見える結果は生まれません。本講演では、結果を出す女性活躍推進において経営陣・人事・コミュニケーションの3視点から押さえるべきポイントを成功事例とともに解説します。その上で、自組織がどの壁にぶつかっているかの現在位置と、次に何を取り組むべきかの未来を把握し、どのようにギャップを埋めるか考えるきっかけになれば幸いです。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
当社では、人事の方から以下のような悩みをよくお聞きします。
・女性社員の活躍推進について、社内でも温度感がさまざまで、なかなか勢いを持って進まない
・目標数字や課題議論だけが先行し、何から手をつけたらいいのか分からない
昨今、女性の活躍支援を始めとした人的資本経営への取り組みがより一層評価されるようになりました。また、これらの潮流を受け、取り組みを推進する企業も多くありますが、当事者向けに研修を行った”だけ”、啓蒙を行った”だけ”では残念ながら目に見える結果は生まれません。
各社の推進状況や社員構成、業務形態によって、生まれる課題や効果のある施策は多様ですが、まずは「女性活躍推進3つの視点」から課題を整理するとやるべきことが見えてきます。
本講演では、結果を出す女性活躍推進において押さえるべき3つの視点について、成功事例と共に解説いたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演でお伝えしたいことは3点です。
1点目は、女性管理職育成を実現する際に押さえておきたい「管理職パイプライン」の考え方。
どこにパイプラインの切れ目があるのかを分析することで必要とされる施策が変わります。
2点目は、女性活躍を本質的に推進する際に押さえておきたい「3つの視点」の考え方。
各視点において自社に欠けているポイントはないか、検討する際に有用です。
3点目は、それぞれの視点で必要とされるアクション。
自社に欠けているポイントが見えてきたら、必要とされる施策が分かります。
講演では、2点目、3点目にあげた「3つの視点」の具体手法を事例と共に解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
どのような状況においても誰もが活躍できる組織を作るためには、当事者だけでなく、組織全体を含めた意識改革が必要です。中でも、人事部門はそのキーパーソンであり、組織の変革エージェントだと私たちは考えています。
本講演が、変革の鍵を握る人事部の皆さま、悩みながらも社内のダイバーシティ推進・女性活躍推進を進めている皆さまに、一つでも多くの具体的なヒントを提供できたら幸いです。
皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
- 堀江 敦子氏(ほりえ あつこ)
- スリール株式会社 代表取締役社長
- 2010年スリールを創業。 法人向けのダイバーシティ推進研修・コンサルティング、行政・大学向けのキャリア教育を展開する。内閣府男女共同参画会議専門委員など行政委員を多数経験。著書:『新・ワーママ入門』(Discover21)立教大学大学院経営学修士(リーダーシップ開発コース)。
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