講演者インタビュー
個々人の“違い”を活かし、超えていくチームの築き方。
アイディール・リーダーズ株式会社 CCO(Chief Culture Officer)
宮森 千嘉子氏
近年、ビジネスにおいて「多様性」への注目が集まり、多様な背景を持つ人々と協働する必要性が高まっています。一方で、多様性を適切に扱うための具体的方法が十分ではなく、個々人の“違い”がマネジメントにおける混乱や組織のパフォーマンス低下などを招く場面も生まれています。本講演では、個々人の“違い”をどのように活かせば、チームの強さやパフォーマンスにつなげられるのかを、具体的な方法も交えてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
近年、ビジネスにおいて「多様性」への注目が集まっています。実際に多くの企業で国籍、性別、年齢、経験など多様な文化的背景を持つ人々と協働する必要性が高まっています。
一方で、多様性を適切に扱うための具体的な方法やツールが十分ではなく、個々人の違いがマネジメントにおける混乱や組織のパフォーマンス低下などを招く場面も生まれています。
今回は、下記のような課題をお持ちの方に向けた講演です。
・違いを許容することが、チームとしてのバラバラな思考や行動を生んでいる
・個別の現象や行動面での表層的な違いだけで、本質的な「違い」を扱えていない
・多様性と言いながら実際にはマジョリティ(無標)とマイノリティ(有標)の間に分断を生んでいる
・「みんな違ってみんな良い」で本当に強いチームをつくれるのか違和感がある
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
文化と経営の父と呼ばれるヘールト・ホフステード博士の「6次元モデル」や、ミルトン・ベネット博士の「異文化感受性発達モデル」を日本の文脈に展開した東海大学 山本志都教授の「異文化意識開発プロフィール」を活用することで、チームの「違い」を扱う具体的な方法と実践的な活用イメージを持つことができる講演です。
次のような内容を紹介します。
・21世紀のビジネスパーソンに必須とされる違いを扱う力「CQ」とは何か
・自分と異なる人々と協働共創するための5つのマインドセット
・ビジネスにおける重要な「違い」を6次元で見える化できるアセスメント
・個々人の違いを活かし合うポイント
・チームとしての傾向を踏まえた効果的なリーダーシップや変革アプローチ
・「みんな違ってみんな良い」を超えてチームとしての方向性を定める方法
・グローバルの観点から、組織をマネジメントする事例
また、「集団内のパワー/権力ギャップの許容度が高いチームで、トップにどのような意思決定スタイルが期待されるか」など、具体的ケースも扱います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
多様性を活かして共創するチームと、そうでないチームの違いはどこにあるのでしょうか? 違いを活かし超えていくチームは、メンバー一人ひとりの違いを大切な財産として受け止めパワーに変容させる力(CQ)を持っています。自分とメンバーの違いはどこにあるのかを自問し、考え方の違い、得意・不得意をユニークな個性や能力として捉え躍動するヒントを、実例を交えて紹介します。
- 宮森 千嘉子氏(みやもり ちかこ)
- アイディール・リーダーズ株式会社 CCO(Chief Culture Officer)
- 「文化と組織とひと」に橋をかけるファシリテータ、コーチ。 サントリー広報部、HP、GE日本法人で社内外へのコミュニケーションとパブリック・アフェアーズを統括、組織文化のビジネスへの影響を熟知。社会心理学者ホフステード博士の国民文化研究をもとに、 戦略や組織文化変革のコンサルティングを提供。
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