講演者インタビュー
40代50代ミドルシニア活性化による戦略推進の基盤強化
越境学習が生み出す可能性の解放
Dialogue for Everyone株式会社 代表取締役
大桃 綾子氏
45歳以上の労働力人口が5割を越え、大手企業社員の3人に1人が50代という時代を迎えている昨今、組織のボリューム層である40-50代ミドルシニアの活性化・マネジメントは、戦略推進に大きな影響を与えています。本講演では、ミドルシニア層への越境学習導入による、個人・組織の変化を、三井住友海上火災保険様をはじめとした大手企業での導入事例から紐解き、変化を起こすポイントをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
労働力人口のうち45歳以上が5割を越え、大手企業社員の3人に1人が50代という時代を迎えています。2021年4月には高年齢者雇用安定法が改正され、企業は70歳までの就業機会の確保が努力義務化されました。少子高齢化が進む中、組織のボリューム層である40-50代ミドルシニアの活性化・マネジメントは、戦略推進に大きな影響を与えています。
本講演では、次のような課題をお持ちの方に有用な情報を、具体的な事例と共に提供します。
・役職定年により、社員のパフォーマンス・モチベーションが下がっているが、効果的な施策を打てていない
・ミドルシニア層へのキャリア研修を実施しているが、その場限りの効果しか得られていない
・ミドルシニアが自ら学び、成長するような風土づくり、支援ができていない
・越境学習に興味はあるが、費用対効果のイメージが湧かない
・ミドルシニア層向け施策の予算確保に苦労している
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は創業以来、40代50代のミドルシニアの越境学習に特化し、プログラムを展開してきました。
ミドルシニア層は豊かな経験を持ちながら、「就社」世代で社外での経験が限られています。越境学習効果を最大化するには、ミドルシニアに合わせた設計が必要となります。
ミドルシニアの活性化を実現するための、越境学習プログラムの選び方、参加者確定までの社内での展開、職場へのアプローチ、越境学習中の働き方、費用対効果の検証、それぞれ押さえるべきポイントについて、紹介します。
当社プログラム参加者の約9割が、新たな行動を開始しています。三井住友海上火災保険株式会社をはじめ、多くの大手企業の具体的な導入事例を通じて、「役職定年後のモチベーションダウンから、どのように変化したのか」「ミドルシニア個人の変化が、組織にどのように影響を与えたのか」といった疑問にお答えします。
さらに、株式会社ドコモgacco 代表取締役社長・タワーレコード株式会社 代表取締役副社長を経験し、現在は株式会社学研ホールディングスなどの社外取締役を務める経営経験の豊富な伊能氏と、経営の観点から、ミドルシニア層の活性化による組織へのインパクトを解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私自身が人事時代、40代50代ミドルシニア層に課題を感じていました。しかし、グローバル化やリーダー育成など、他に優先すべき施策の多さにより、なかなか手を打てていませんでした。
ミドルシニア向けの越境学習は、導入のポイントを押さえることで、参加するミドルシニア個人だけでなく、職場・同世代・更には若手層など、組織への波及効果を狙うことが可能です。
本講演では、多忙な人事の皆さまに、多様化する越境学習の選び方・使い方をお伝えすることで、効果の高い施策や企画を実現するヒントを提供します。
- 大桃 綾子氏(おおもも あやこ)
- Dialogue for Everyone株式会社 代表取締役
- 慶應義塾大学大学院社会学研究科修了。三井化学(株)にて人事・事業企画に約10年従事。地方企業×都市部人材の副業兼業マッチングサービスJOINS(株)取締役、新潟スタートアップ支援拠点SN@P新潟メンター、新潟県にいがた産業ビジョン検討委員会委員などを務める。国家資格キャリアコンサルタント、コーチ。
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