講演者インタビュー
「EQ(感情マネジメント力)」に注目すべき理由~従業員自らエンゲージメントを高めていける施策とは
株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 研修講師
米田 久美子氏
エンゲージメント向上施策を多くの企業がしている一方で、従業員自らがエンゲージメントを高めていけるような施策も重要です。そこで注目したいのがEQです。当社では感情マネジメント力として、困難な状況でも前向きな感情をつくり出し、適切な行動をとれると定義しております。本講演では、企業におけるEQの高め方やメリットに加えて、当社の32万人のデータに見られるエンゲージメントが高い人の特徴も解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
エンゲージメント向上のカギを握る、従業員個人の「行動変容」。実現するためには、EQの尺度を用いて現状把握をすることが有効です。「従業員が当事者意識を持って、自らエンゲージメントを高めていってほしい」とお考えの企業のご担当者におすすめの講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
昨今ビジネスの分野においても注目されているEQは、仲間や仕事相手とのコミュニケーションやチーム内でのリーダーシップ発揮、困難な状況への対応など、さまざまな場面で重要な役割を果たすことが明らかになっています。
今後はますます、リスクマネジメントの観点に加えて、従業員の「エンゲージメント」など、企業の成長に資する人材の価値に焦点を当てるアップサイドも重視されていきます。多くの企業が推進している「人的資本経営」の実現において、EQは欠かせない能力だといえるのではないでしょうか。
一方で、「EQ」の言葉から受けるイメージは広く、人によって曖昧に捉えられがちです。すぐに理解を深めることは難しく、具体的な活用方法をイメージしにくいかもしれません。
本講演では、当社のストレスチェック「アドバンテッジ タフネス」から得られた32万人のデータに見られるエンゲージメントが高い人の特徴をご紹介します。また、EQの基礎知識をはじめ、従業員のEQの高め方、EQを高めることで得られる企業のメリットについてお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
企業の皆さまが一生懸命考えながら取り組まれている施策が、さらに意味のあるものになるためのヒントをお伝えできればと考えています。参加される皆さまにとっても、「EQ」の概念をもとに自分自身について振り返る機会になれば幸いです。
- 米田 久美子氏(よねだ くみこ)
- 株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 研修講師
- 九州大学法学部法律学科卒業後、放送局に勤務。 2008年よりEQ理論をもとにした採用育成プログラム提供会社に入社。2010年株式会社アドバンテッジリスクマネジメントに移籍し、現在に至る。 オンライン研修のプログラム開発や講師育成にも従事。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。