講演者インタビュー
新卒3年以内の離職率50%を0%にした三和建設の取り組み
三和建設株式会社 執行役員 大阪本店次長 RiSOKO/HuePLUS ブランドマネージャー(兼務)
松本 孝文氏
採用、定着が困難とされる建設業界において、当社は7年間で社員数が2倍近くの規模となり、中でも新卒社員の離職率は2020年採用以降0%を継続維持しています。この成果を得るに至った経営理念に沿った一貫性のある取り組み、特に、経営陣・社員を巻き込んで今後あるべき企業像や社員像についてディスカッションしながら進めてきたプロジェクト「教育寮(ひとづくり寮)」についてお伝えいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「新卒採用がうまく行かない」「若手の離職率が改善しない」「社員のロイヤリティが低い」など、業界が異なっても多くの企業や組織が持つ人材や定着、活躍に対する悩みには共通点があると考えます。
新卒採用、定着が困難とされる建設業界において、当社が実施してきた経営理念の刷新とその理念に沿った一貫性のある取り組みや背景を赤裸々にお伝えします。
業界を超えて、新卒採用や定着、会社へのロイヤリティ向上などに対して考えを深めていただけるきっかけになればと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演では、過去10年間にわたり当社が実践してきた、採用や定着率向上に向けた具体的な取り組みをご紹介します。
長年にわたり100名前後だった社員数が、なぜ7年間で2倍近くまで増加したのか。その過程において、研修寮はどのような役割を果たしてきたのか。研修寮導入後に、どのような変化があったのか。講演では社員数・定着率の推移や入寮経験者のアンケートを基に、入寮前と退寮後にどのような変化をもたらしたかな、ど具体的な数字や社員の生の声をご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
研修寮が講演の軸にはなりますが、その効果を上げるために、これまでさまざまな取り組みを実施してきました。
昨今、企業が新たに寮を所有することは稀であり、三和建設も導入前は後ろ向きな意見があったのも事実です。しかし、改めて振返ってみると、7年前に導入して今日に至るまでに得られたものは多く、今では「つくるひとをつくる」という企業理念を掲げる当社にとって、なくてはならない存在となりました。
三和建設が実施してきた取り組みが皆さまの一助になればと、講演を準備しました。ご参加をお待ちしております。
- 松本 孝文氏(まつもと たかふみ)
- 三和建設株式会社 執行役員 大阪本店次長 RiSOKO/HuePLUS ブランドマネージャー(兼務)
- 某中堅ゼネコン新卒入社後、建築施工管理⇒建築設計を経験し2010年に三和建設株式会社に入社。 営業本部に配属後2013年に大阪本店次長、2018年にRiSOKO ブランドマネージャーに就任、2023年にはHuePLUS ブランドマネージャーに就任し両ブランドのマネージャーを兼務。
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