講演者インタビュー
人的資本経営における最大の関心事サクセッションプラン
~自社の経営戦略に合致した人材像の設定と選定～
株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント
芹生 昇氏
人的資本情報開示が求められる中、多くの企業が教育時間や女性管理職比率などを公開し始めています。一方で企業のサステナビリティに最も影響を与える後継者計画の開示は進んでおらず、明確な人材像を描く前に取り組みを始める企業も散見されます。本講演では様々な企業の公開情報をもとにサクセッションプランの現状を確認し、人的資本経営に不可欠な「自社の経営戦略を実現する人材」の具体的な設定及び選定方法ご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？
人的資本情報の開示において、後継者計画は社外への開示がもっとも進んでいない項目です。実際、弊社のお客さまからも、経営戦略と人材戦略との連動や次世代経営人材の選定についてご相談をいただくケースがよくあります。
本講演は、後継者計画を進めるうえで、以下のような課題をお持ちの方におすすめです。
・自社の戦略実行のために、最も重要な課題を特定したい
・経営戦略に連動する人材像の具体的な設定方法を知りたい
・次世代経営人材の供給体制を強化したい
・いつまでに、どの階層まで準備しておくべきなのかが悩ましい
・自社に最適な後継者候補の選定方法を検討したい
・各社の成功事例や失敗事例を知りたい
50年以上にわたる経営人材のアセスメントと後継者計画の実績をもつMSCが確立した、優れた経営人材を持続的に輩出するアプローチについて、事例を交えながら解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
経営環境が急速に変化する中で持続的に企業価値を向上させるには、あらゆる事態や変化に対応できるよう、常に後継者候補となる人材をプールし、育成し続ける必要があります。しかし、企業のサステナビリティに最も影響を与える後継者計画に関する情報を社外に開示している企業は、ほとんどない状況です。
本講演では、さまざまな企業の公開情報によって、後継者計画の現状を確認します。また、50年以上にわたり人的資本の可視化を支援してきた弊社が、お客さまからよくご相談を受ける、後継者計画を社内で展開する際の難点や有効な打ち手について、事例を交えてご紹介します。
優れた経営人材を持続的に輩出させるために重要なポイントや、着手すべきことのヒントをお持ち帰りいただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人的資本の可視化が重要視される中で、後継者計画の成否は、企業価値に大きく影響します。いかに後継者の人材プールを可視化し、育成を加速させるかが重要な要素となります。
本講演でご紹介する優れた経営人材を持続的に輩出するアプローチは、「経営戦略と連動した人材像を設定したい」「経営戦略を実現できる人材を特定したい」「次世代経営人材の供給体制を構築したい」とお考えの方が具体的な施策を検討する際に、大変役立つ内容です。
どこから何を始めればよいのかにお悩みの方は、ぜひご参加ください。
- 芹生 昇氏（せりう のぼる）
- 株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント
- 大学卒業後、新日本製鐵入社（現日本製鉄）。法人営業と生産管理を中心に本社・各製造所で勤務の後、海外事業会社の立上げとマネジメントを経験。MSC入社後は、エグゼクティブ向けサービスを主軸に活動中。英国レスター大学経営学修士MBA、国際コーチ連盟認定コーチ、異文化マネジメント認定ファシリテーター。
「日本の人事部」「ＨＲカンファレンス」「ＨＲアワード」は、すべて株式会社ＨＲビジョンの登録商標です。
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