講演者インタビュー
育成施策を意識改革、行動変容につなげる! 学習体験を重視した学習設計とは
サイコム・ブレインズ株式会社 ディレクター シニアコンサルタント
小西 功二氏
組織を変革するためには、メンバー全員の意識変革、行動変容がカギとなりますが、施策をおこなっても一部の優秀人材にしか効果が見られないという課題をよく伺います。その原因としては、学習内容を腹落ち、継続させる学習体験のデザインが不十分なことが多いです。本講演では、学習効果が表れにくい人材の意識変革、行動変容を起こすための学習設計について、学習体験という観点から解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、企業内で人材育成に携わるすべての方々を対象としています。組織の2:6:2の法則を前提に、「どうすれば手間やコストを抑えつつ、平均的パフォーマンスの6割社員のレベルアップが図れるか」という課題をお持ちの方々に興味を持っていただける内容と自負しております。また、社内で自己啓発を奨励しているものの、「自律的な学習が促進されない」「学んで欲しい人ほど学んでくれない」というお悩みを抱えている方々にも、解決のヒントをご提示できればと考えております。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演でご紹介するサービスは、LXD(Learning eXperience Design)がベースとなっています。LXDとは「フォーマルラーニング」「ソーシャルラーニング」「即時的な学習」という3種類の学習体験を組み合わせて、学習効果を最大化する学習設計です。学習者の「体験価値」を重視した学習設計となっており、「人生100年時代」にキャリア自律が叫ばれる中、学習者が自律的に学習を進めるためのヒントが、LXDにはあると考えています。
講演ではLXDの考え方を、どのように本サービスに取り込んでいるのかをご説明いたします。EdTech(教育+テクノロジー)の進展、DXの広がり、リモートシフトによるITリテラシーの底上げなどの背景を受けて実現した、「学びのDX」をご体感いただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本講演は、人材育成部門の皆さまをメイン対象としていますが、企業内での研修、育成施策を受ける側、学習者の皆さまにもご理解いただける内容です。「VUCAな時代」「人生100年時代」「多様化の時代」にマッチした新しい学習方法、新しい学習設計に興味がある方々に広くお集まりいただけると幸いです。
- 小西 功二氏(こにし こうじ)
- サイコム・ブレインズ株式会社 ディレクター シニアコンサルタント
- 神戸大学文学部卒業、名古屋商科大学大学院MBA。中小企業診断士。顧客企業のパフォーマンスが向上し、「社員が元気になる」様な研修プログラムの開発・提供に力を注いでおり、人や組織がよりよく変化していく事を体感できることが最大のモチベーション。
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