講演者インタビュー
~最新の実態調査からの提言~α世代の特性からZ世代の人材育成戦略を見直す
学校法人産業能率大学 経営管理研究所 人事・マネジメント研究センター 主任研究員
山中 悠輝氏
2030年代前半には、Z世代の次とされるα世代の採用が始まります。α世代は、生まれながらに学校や遊び環境にデジタルデバイスが当たり前に浸透しており、AIネイティブでもある世代です。その世代を育成し、リードする立場となるZ世代に対し、今後どのような人材育成戦略を取るべきでしょうか。本講演では、最新の調査結果をもとに、α世代とZ世代の特性を踏まえて、今後意識すべきZ世代への育成の観点を提言します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
自組織のZ世代の人材育成戦略や施策に課題を感じている方に向けた内容です。
本講演はこの課題について、2030年以降に社会人となるα世代の特性に焦点を当てて考えていきます。AIネイティブであるα世代をリードする立場となるZ世代に対してどのような育成アプローチが必要となるかなど、中長期的な視点で人材育成戦略を見直すポイントについて、データと実例を交えながら紹介していきます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、大きく三つの観点・構成でお話をしていきます。
「α世代を理解するための五つの特性(価値観と行動)」
「Z世代とα世代の共通点と違いについて」
「α世代をリードする立場となるZ世代に対し、今からどのような人材育成戦略を取っておくべきか?」
若者マーケティングの研究者である産業能率大学の教授と、数多くの若手社員研修の登壇実績があるコンサルタント2名の対話形式で、最新の調査データや現場の実例を踏まえて進めていきます。
なお、本講演で取り上げる調査は、過去30年以上にわたり毎年実施してきた「新入社員の理想の上司」と「新入社員の会社生活調査」の最新版(2024年度版)、「Z/α世代の母親を対象とする全国調査」を予定しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
昨今Z世代の育成が注目されていますが、その人材育成戦略に中長期的視点がやや不足しているのではないかと、私たちは問題意識をもっています。Z世代の人材育成戦略を地に足のついたものにするには、2030年台に社会人となるα世代の特性を踏まえた中長期的な視点が重要です。
本講演では最新の調査結果と実例をもとに、α世代とZ世代の特性を踏まえて、未来視点でZ世代の人材育成戦略を再考する場にしたいと考えています。皆さまのご参加をお待ちしております。
- 山中 悠輝氏(やまなか ゆうき)
- 学校法人産業能率大学 経営管理研究所 人事・マネジメント研究センター 主任研究員
- 研修講師として、若手~中堅社員層を対象としたリーダーシップやキャリア、各種スキル研修に従事。直近の調査・研究に「新入社員の会社生活調査」。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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