講演者インタビュー
障がい者雇用が迎える新たな局面とは?
雇用純増率72%を占める精神障がい者が働きやすい職場環境の作り方
株式会社JSH 執行役員 地方創生事業部グループ
矢野 翔太郎氏
障がい者の採用は出来たものの定着に課題があるというご相談をいただくケースが増えております。今後の障がい者雇用においては【雇用の創出】だけではなく【雇用の質】も向上させていかなければ、多様化する就労ニーズに対応することはできません。本講演では、年々障がい者雇用が進む中で、増え続ける精神障がい者の定着課題の解決に向けて、企業が取るべき職場での合理的配慮について、事例も交えながら解説していきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
障がい者雇用の法改正や外部環境が変化する中で、企業として今後どう進めていくべきなのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回の講演では、各企業での雇用が特に増えている精神障がい者の求める就労環境について解説していきます。
初めて障がい者雇用の担当になった方から今後の対策を検討されている方まで、障がい者雇用に関する情報整理の場としてご活用ください。
【こんな方におすすめ】
●従業員の障がい者雇用に対する社内理解が進んでいない
●働き方の変化(在宅ワーク等)の関係で、社内整備が難しい
●採用しても定着につながらない
●ペーパーレス化、DX化に伴い業務の切り出しが難しい
上記のような思いを抱えるご担当者様におすすめの内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
精神障がい者の定着に向けた職場環境づくりを主なテーマに、企業としてどのような職場環境を考えていけばよいのか、どういった対策がふさわしいのか、事例も交えながらご紹介します。
【ポイント】
●外部環境から考える障がい者雇用の今後の展望
●障がいの有無によらず、職場で共存・共栄できる職場環境
●今後企業として求められる姿
コロナ禍でテレワークや在宅ワークなどの新しい働き方の浸透により、障がい者の就労ニーズも日々変化しています。そのような中で、新しい職域の開発や、能力を発揮できる就労環境の整備について、企業としての取り組みが求められています。
今回の講演では、障がい者雇用に関する課題やお悩みをお持ちの方に有益な情報を持ち帰っていただけるように解説します。是非ご参加くださいませ。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本が抱える障がい者雇用の課題の一つに、地方と都市部での障がい者の就労機会の格差が上げられます。地方では障がい者が働く場所がなく困っている、都市部では企業が障がい者の雇用ができずに困っている、というミスマッチです。
JSHでは、障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を通して、地方在住の就労意欲の高い障がい者を都市部の企業へご紹介するという取り組みを行っています。地域格差がなくなり、全ての障がい者がいきいきと長く安心して働ける場所を作ることが、当社が目指す障がい者雇用の未来の一つです。本講演を通し、少しでも今後の合理的配慮に基づいた職場環境づくりのご参考にしていただければ幸いです。
- 矢野 翔太郎氏(やの しょうたろう)
- 株式会社JSH 執行役員 地方創生事業部グループ
- 2006年神戸大学経営学部卒業。同年、株式会社JTBに入社。2018年にJSHに転職し、障がい者雇用支援サービスのスキーム開発から法人営業までを担当。関連法案への知見もあり、障がい者雇用の課題を抱える企業との面談は500社を超える。農園運営にも携わることで、障がい者雇用のリアルな現場にも正対。
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