講演者インタビュー
“自ら”学びたくなる社員が増えるキャリア自律7つの視点
〜ひとりひとりの強みを活かす方法〜
スパークルチーム合同会社 代表
楠 麻衣香氏
近年、キャリア自律の必要性の文脈から、"自ら学ぶ習慣を創る"ことを人材開発のテーマに据えられる企業が増えました。しかし実態は、eラーニングの受講率をどう上げるかの話になりやすく、根本的な打ち手を講じることが難しいようです。本講演では、社員が自ら「学びたい」状態を創るための要素として見落としがちな「一人一人の強みを活かす7つの視点」をご紹介し、 エンゲージメント向上へとつながるヒントをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「学ぶ力をつける」というキーワードにピンときた企業人事・事業部マネジャーの皆さま、またキャリア自律・エンゲージメントの向上を喫緊の課題としている人事・マネジメント層の方にヒントになるお話をお届けしたいと思います。
マネジャーの皆さまの中には「メンバーが全然学ぼうとしない」といった理由で頭を抱えている方もいるかもしれません。
一人ひとりが学ぶ力を高める理由は、チームでの挑戦と学びを促し、イノベーションを生み出すためではないでしょうか。自律したメンバーがお互いの知恵を交換し合ってイノベーティブなチームを創りたい、と考える方にはご参考になるかと存じます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
「学ぶ力をつける」というと、例えば階層別研修を撤廃して手挙げ研修に移行する、という策もあるかと思います。しかし、学んでほしい社員が研修を受講するか、という懸念が生まれます。またeラーニングの受講率を上げるために社内で学習教材の広報をするだけでは、一時的な受講率は高まっても本質的に体質が変わるわけではありません。
一人ひとりが自ら学びたくなる要素を、「個人起因」「職場環境起因」「仕事・上司の関わり起因」の三つの要素からひも解いていきたいと思います。
また、私たちが得意とする「個人の強みを引き出し活かす」関わりこそが、「学びたい! 」と思うスイッチになります。「ストレングスファインダー」を用いた学びのスイッチを入れる方法についてもご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
オンライン講演のメリットは、気軽に対話ができる点だと思います。チャットやQ&A機能を使ってお気軽に質問やコメントをしてください。自分の会社のチームメンバーがどうしたら学ぶ力をもっと身につけられるか、一緒に考える時間になればうれしいです。
- 楠 麻衣香氏(くすのき まいか)
- スパークルチーム合同会社 代表
- Gallup認定ストレングスコーチ/心理的安全性マネジメント講座認定ファシリテーター。人材組織開発コンサルにて、営業・マーケティング・新卒採用・若手キャリアを対象とした人材開発事業の立ち上げを経て2019年独立。2020年よりストレングスファインダーを活用し、企業の人・組織の支援を展開している。
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