［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省
講演者インタビュー
【産業医・臨床心理士が解説！】休職・復職支援の負荷を減らすには？ 心理職を活用した産業保健体制の作り方
ピースマインド株式会社 産業保健推進グループ プロダクトマネージャー/EAPエグゼクティブコンサルタント
吉野 学氏
昨今「若手のメンタル不調」に起因する休職や、それに伴う「管理職の対応負荷の増大」等、休復職に関連する課題をよく耳にします。課題解決のためには、適切な産業保健体制や施策が必要です。本講演では『健康リモートワーク読本』の著者で多くの企業の健康経営を支援する産業医の山越先生と、人事・産業保健従事者と共に休復職支援を行う当社の臨床心理士が、課題解決事例から産業保健体制や施策を整理するポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？
「若手の不調」「管理職の負担増加」など、不調リスクの高まりによって休職・復職支援に苦慮する人事担当者の声をよく耳にします。今回の講演は「休復職支援の負担を軽減するためには」がテーマです。「健康リモートワーク読本」の著者で数多くの健康経営を支援している産業医の山越志保先生と、年間約1400社の企業で人事・産業保健スタッフと連携し休復職支援を行う当社のEAPコンサルタントが、当社の事例や調査研究を用いてポイントを解説します。
特に下記のような課題をお持ちの経営者や管理職、人事・労務担当の皆さまへ、有用な情報を提供いたします。
●休職者が増えており社内スタッフだけで支援することに限界を感じている
●若手社員の休職・離職リスクを低減させる支援策を検討している
●テレワーク下での休復職支援についての様々な事例や対応方法が知りたい
●全国に事業所があり、地方拠点の対応まで手が回らない
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちピースマインドは20年以上に渡り、年間約1400社の組織に向けて、EAP（従業員支援プログラム、以下EAP）相談窓口の提供や、ストレスチェックをはじめとした組織分析、職場改善コンサルティング・トレーニングを提供しております。はたらく人と組織の課題解決をご支援する中で、休復職者対応に苦心されている人事や産業保健スタッフの皆さまのお声をよく耳にします。企業が持続可能な組織を創るためには、社員のメンタルヘルスをはじめ、はたらく人と組織のウェルビーイングを維持・向上するための継続的な施策が重要です。
今回の講演では、産業医としてさまざまな企業で健康経営の支援をされている山越志保先生に、休職者ご本人と企業の人事ご担当者が直面している実際の課題を踏まえ、具体的な体制づくり、産業医や外部支援リソースとの連携のポイントについて解説していただきます。加えて、私からはEAPを活用した体制や業務フローの具体例、課題解決のヒントを提示します。
質疑応答の時間もありますので、この機会に聞いてみたいこと、休復職者やメンタルヘルス対策のお悩みなども受け付けます。講演内で回答できなかった質問に関しては、後日回答集をご用意します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
働き方の多様化に伴い「若手の不調」や「管理職の負担増加」などの課題を背景に、メンタルヘルスの不調による休職は増加しています。
休職者をどのように支え、復職後にはどのように活躍してもらうのか。休職者を減らし、いきいきとした職場をどのように作っていけばいいか。産業医だからこそ分かる実践のポイントと、EAPを通じて様々な休職・復職支援を提供してきた当社の知見をもって、より効果的な産業保健体制の構築を後押しする情報をご提供します。質疑応答の時間もありますので、この機会に現場でのお悩みなどをぜひご相談ください。
- 吉野 学氏（よしの まなぶ）
- ピースマインド株式会社 産業保健推進グループ プロダクトマネージャー/EAPエグゼクティブコンサルタント
- 大手不動産デベロッパーで長年経営企画業務を担当。ヘルスケア事業の立上げに携わったことを契機にメンタルヘルスケア業界に転身。従業員のメンタルヘルスケアや企業の職場改善、医療機関の経営再建に従事した後に、ピースマインド株式会社入社。営業部長を経て現職。100社を超える企業の職場改善を支援。
「日本の人事部」「ＨＲカンファレンス」「ＨＲアワード」は、すべて株式会社ＨＲビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。
