人と組織について体系的に学ぶイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2023-春-」 
	2023年5月17日(水)・18日(木)・19日(金)・23日(火)・24日(水)・25日(木)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2023-春-」トップ 講演者インタビュー 堀江 敦子氏(スリール株式会社 代表取締役社長)インタビュー

明治HDの事例から見る、本質的な女性活躍推進施策とは
~課題から逆算する4つのアプローチ方法~

堀江 敦子氏 photo

スリール株式会社 代表取締役社長

堀江 敦子氏

2022年では、女性活躍推進法にて男女の賃金差異の公表が義務づけられるなど、女性の活躍支援への取り組みが一層評価されるようになりました。これらの潮流を受けて多くの企業が取り組みを行っていますが、推進状況や社員構成、業務形態によって発生する課題は様々です。本講演では、明治ホールディングスのお話を伺いながら、女性の活躍支援を自走させるうえで想定される4つの課題を解決策と共に解説します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

当社では、人事の方から以下のような悩みをよくお聞きします。

・女性社員の活躍推進について、社内でも温度感がばらけ、なかなか勢いを持って進まない
・目標数字だけが先行、または、課題感はあるものの、何から手をつけたらいいのか分からない
・育児期社員は仕事と子育ての両立はできている。次は活躍できるよう支援したい
・管理職に上がるべき人は既に上がっているが、次の候補となるプール人材が育っていない

昨年は、女性活躍推進法にて男女の賃金差異の公表が義務づけられるなど、女性の活躍支援を始めとしたダイバーシティ経営への取り組みがより一層評価されるようになりました。一方これらの潮流を受け、これから取り組みを始める企業も多くいます。

各社の推進状況や社員構成、業務形態によって生まれる課題はますます多様化してきました。本講演では、女性の活躍支援を「自走させるまでのステップ」について、想定される課題と解決策を事例と共に解説いたします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

昨今、政府による非財務情報の公表義務化検討や、「人的資本」がESG投資の判断材料となるなど、世の中で「いかに人を大切にした経営が行われているか」が注目されるようになりました。

パーソルホールディングスの人的資本経営調査レポートによると、58.0%の企業が女性活躍推進に「取り組めている」と回答しました。当社へも、女性活躍推進を進める中で、さまざまな悩みが寄せられるようになりました。

「子会社、グループ会社、関連会社が多くあるため、同じ会社とはいえ温度感やスピード感に差がある」といった大企業特有のお悩みから、「すでに女性社員は多く育休から復帰し両立しているが、活躍できるまで至っていない」といったお悩み、その他、男性比率の高い企業、シフト勤務形態の企業と業種業態によりお悩みはさまざまです。

本講演では、当社に寄せられる中から特に多いお悩みとその解決策をご紹介します。また、後半は明治ホールディングスの人事戦略ご担当者のお話も伺いながら、課題を解決するための仕組み作りについてもご説明いたします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

どのような状況においても誰もが活躍できる組織を作るためには、当事者だけでなく、組織全体を含めた意識改革が必要です。中でも、人事部門はそのキーパーソンであり、組織の変革エージェントだと私たちは考えています。

本講演が、変革の鍵を握る人事部の皆さま、悩みながらも社内のダイバーシティ推進・女性活躍推進を進められている皆さまに一つでも多くの具体的なヒントになれば幸いです。

皆さまにお会いできることを楽しみにしております。

  • この記事をシェア
  • X
受付終了
講演者プロフィール
堀江 敦子氏(ほりえ あつこ)
スリール株式会社 代表取締役社長
2010年スリールを創業。 法人向けのダイバーシティ推進研修・コンサルティング、行政・大学向けのキャリア教育を展開する。内閣府男女共同参画会議専門委員など行政委員を多数経験。著書:『新・ワーママ入門』(Discover21)立教大学大学院経営学修士(リーダーシップ開発コース)。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。

pagetop