［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

SDGｓ重視、アフターコロナなど社会の急激な変化に対応するには、ダイナミックケイパビリティ（企業変革力）強化は最重要課題です。また、個々人の価値観、働き方も大きく変化したため、マネジメントを行うリーダーたちの意識を「個人を尊重する方向」へ変革することが必要です。

社会が大きく変革する今は組織開発の大チャンスです。このチャンスをいかすため、本講演では、以下のような課題をお持ちの方に根本的な解決手法を解説します。

・組織改革、リーダーの意識改革が急務と思っている方
・組織開発に、着手したいがどこから手を付けたらいいのかわからない方
・着手したがなかなか改革が進まないでお悩みの方
・新しい事業や組織を構想し、組織変革できる人材を育てたい方
・いろいろな研修を行っているのだが、一向に成果が現れないとお感じの方
・管理職の危機感が乏しく、自らの変革の必要性を理解していないとお感じの方
・組織開発を成功させたい方

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

なぜ組織開発は難しいのでしょうか。

それは、個人に対する人材育成と異なり、組織開発は組織内にいる人間関係そのものが大きく影響するからです。そのため、リーダーの教育だけをやってもなかなかうまくいきません。リーダーと個々の人間関係、信頼構築を丁寧に扱いながら進めないと失敗してしまうのです。

組織開発は、全体の設計が重要です。

まずはリーダーの意識改革です。必要なことは、「研修や組織開発の施策は、社会や自分たちのためのものだ」という認識です。組織のパーパスからチーム、自分の存在意義を再確認し、今組織改革を行うことは社会のためにも、自分のためにも部下のためにも重要かつ急務である―――このことに、リーダーが心から納得することが始めの一歩です。

そして改革を進めていくための研修、部下と一緒に行う組織ワークショップ、必要に応じては部下側の教育、リーダーの個別コーチ等総合的に設計し進める必要があります。

私は、３万人以上の組織リーダーの指導をさせていただきました。研修だけではなく、彼らの個別のコーチングを通じ、現場で何が起こっているか知っていることも私の強みです。組織開発の依頼も近年多く、会社全体の組織開発から、大手企業では部門内での組織開発まで色々なパターンの組織開発を行ってきました。

この経験の中から成功する手法をぜひ皆様にも知っていただき、皆様の会社のリーダー、部下、会社全体が幸福になっていただきたく思います。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

今回の講演は私の14年間の現場での体験と学び、心理学研究の集大成です。「自分の価値観に気づき他人の価値観を認めることが、人間関係で最重要」「現状を維持しようとする」等、心理学からの人間の本質がベースです。

この考えは、当社のCAF、ナラティヴマネジメント、ストレングス研修、ガウディミーティング全てに共通の概念です。50分ではとても語りきれませんので、講演内でご案内するフォローセミナーにもぜひご参加ください。多角的に解決策をご提案いたします。

世界が変革している今こそ、企業変革の大チャンスです。組織改革を成功させ、一人ひとりが誇りを持って仕事を邁進できることが、私の本望です。

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