講演者インタビュー
人材育成のDX、何からはじめるべき?
〜初めてのDX推進で陥りがちな失敗事例と解決に向けたステップ〜
株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム GLOPLA事業開発室 事業責任者
仲川 顕太氏
今やバズワードになっている「DX推進」の波は、人材育成領域においても例外ではありません。しかし、いざ人材育成のDXに取り組もうとしても「そもそも何からはじめれば良いか分からない」「HRテクノロジーは本当に必要なのか?」など、お悩みの方は多いのではないでしょうか。本講演では、そんな人材育成のDXのよくある失敗事例をご紹介しながら、解決に向けたステップをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
これから人材育成のDXをはじめようとしている方や、すでにDXの検討が進んでいる方に聞いていただきたい講演です。
昨今の潮流から、社長や役員のオーダーによって、人材育成のDXの検討をはじめられる人事の方も多いのではないでしょうか。
ただ、多くのDXプロジェクトが失敗に終わってしまっているのが実情です。その理由は、「DX」という言葉自体が抽象的でわかりづらいことにあると考えています。結果、「実際に何をしたら良いのか?」「何がどうなれば成功なのか?」など社内の認識が曖昧なまま進めてしまい、大掛かりなプロジェクト体制を組んだにもかかわらず、プロジェクトそのものが破綻してしまう事例も少なくありません。
本講演では、そんなよくある人材育成のDXの失敗事例を取り上げながら、グロービスとして数百の企業さまの育成DX推進をお手伝いをさせていただく中で見えてきた「成功のためのヒント」をお伝えいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演でお伝えしたいのは、「システムはなんでも解決してくれる万能薬ではない」ということです。
DXといえば、HRテックなどのシステム導入を思い浮かべることが多いと思います。一方で、「システムを導入さえできれば解決してくれる」と過度な期待を持ってしまい、システムを導入すること自体がDXの目的になっていることも、実はよくあります。
その結果、システム導入はしたものの業務は改善されず、それどころかシステム運用の工数によってむしろ業務が増えてしまう、といったことになりかねません。
グロービスでは、研修管理のあり方そのものを変えるためのプロダクトとして、学習管理システム「GLOPLA LMS」を開発しています。GLOPLA LMSの導入支援をさせていただく中でも、やはり人材育成のDXは、システムだけで解決できる問題ではないことを実感しています。
システム導入ありきのDXから脱却するためにも、最初に検討・実施するべきステップをお伝えいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
自律学習の促進やデータ活用など、人材育成を担当される皆さまが向き合うべき課題は、多岐に渡るかと思います。
人材育成のDXを成功させることができれば、本来時間を投下すべき育成施策の検討に集中することができます。
皆さまの人材育成のDXをより効果的に進められるよう、お役に立てる内容をお話しいたしますので、ぜひご参加ください。
- 仲川 顕太氏(なかがわ けんた)
- 株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム GLOPLA事業開発室 事業責任者
- 株式会社グロービス参画後は企業の人材育成の企画・コンサルティングに従事。 その後、GLOPLA LMSの立ち上げを担う。現在はHRテック事業開発室を統括しながら、グロービス経営大学院の創造領域(スタートアップ・新規事業)の研究員も兼務し、複数のHRテックスタートアップの経営支援にも携わる。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。