［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省
講演者インタビュー
採用活動を通じて組織力を強化。採用・定着・組織力向上を実現する「採用CX」の設計と実践ポイント
株式会社クイック コンサルタント
福島 淳史氏
事業環境や雇用環境が急速に変化し、採用市場は激化の一途をたどっています。更に人の定着と組織の成長は企業にとって喫緊の課題です。採用成功と組織力向上のポイントは、人事任せ・現場任せではなく、経営・現場・人事が一体となり「採用活動を通じて組織を強化」していくことです。本講演では採用CX（候補者体験）の考え方を取り入れた、「これからの採用手法」の設計と実践ポイントをご案内します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？
ビジネスにおいて、CX（Customer Experience）やEX（Employee Experience）の重要性が高まっています。人事の領域においても「体験価値」の向上、採用CX（Candidate Experience＝候補者体験）をいかに高めるかが、採用力・組織力強化のキーになっています。
下記のお悩みや課題をお持ちの方に、ぜひご参加いただきたいと考えています。
・入社後のミスマッチを減らし、離職率を低減させたい
・採用プロセスにおける離脱を防止したい
・理念・ビジョンに共感した人材を採用したい
・エンゲージメントを高めたい
・採用を通じて自社のファンを増やしたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
労働市場は「選び、選ばれる」関係に変化しました。企業が一方的に選ぶスタンスでは欲しい人材の共感や志望度をあげていくことはむずかしいでしょう。一方、採用CXを起点に採用プロセスを見直すことで、劇的に離脱率を改善することができます。
採用CXとは、求職者が企業を認知してから説明会や面接・面談などの選考プロセスを経て入社を決定するまでの一連のタッチポイントにおける体験価値を高める活動です。
今回の講演では、採用CXを起点にした採用設計の基本的な考え方や進め方をお伝えするとともに、クイックが自社採用で取り組んできた採用CXをリアルにお伝えします。「採用活動で出会うすべての方に、よりよい体験を届けられるように」そんなスタンスで採用活動に取り組んできた採用プロジェクトチームのリーダーから、具体的な取り組みやエッセンスをお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「この会社“が”良い」を創り出すためには「人」の力が不可欠です。そして「人を巻き込む」ことこそが私たちの採用プロジェクトの最大の特徴です。経営者も人事も、社員全員が当事者として採用活動に関わることで、研修以上のチームビルディングやエンゲージメント効果、インナーブランディング効果が生まれます。
- 福島 淳史氏（ふくしま あつし）
- 株式会社クイック コンサルタント
- 大学卒業後、2013年クイックに入社。新規事業リーダーとして採用CX（候補者体験）を起点にした採用コンサルティングで約150社の採用戦略構築・実行を支援。「歴史に残る採用支援を」をポリシーに、事業のターニングポイントにおける採用変革を得意としている。
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