講演者インタビュー
AI時代の人間の「考える力」とは?
~いま求められる問題解決力の高め方~
株式会社スキルベース 代表取締役
高松 康平氏
Chat GPTが世の中に大きな衝撃を与えるなど、AIの進化は止まりません。AIの活用は企業活動において重要テーマになっています。一方で、従業員に求められる力とはどのようなものになるのでしょうか。本講演では、これからの時代に必要な「考える力」をテーマに、人間に必要な付加価値の生み出し方・学び方を解説します。新しい時代における、問題解決力の高め方のポイントも併せてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
講演は、下記のようなお悩み・ご要望をお持ちの方に是非ご参加いただきたいと思います。
(1)AI時代に何を学ぶかを考えたい人
・AIにはできない人間の「考える力」を学びたい
・効果的な学びの手法を知りたい
・組織としてのボトムアップを実現したい
(2)思考系の研修の見直しをしたいと考えている人
・今のビジネスに対応できる、新しい研修を提供したい
・これまで通りの研修から進化させたい
(3)問題解決力や発想力研修などの企画を検討している方
・実務での活用につなげたい
・ビジネストレンドや押さえるべきポイントを効率よく学ぶ機会を設けたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の注目ポイントは、AI時代に必要となる「考える力」の提示です。
AIが大きく進化し、ビジネスの現場でも誰しもが利用できる時代となりました。AIはインプットした大量データから、ありとあらゆるアウトプットを瞬時に創り出してくれます。誰しもがAIを活用し、仕事の生産性アップを目指すべきだと考えます。その一方で、AIも完璧ではありません。出てくるアウトプットが、常に正しいとは限りません。その中で人間に求められる「考える力」は、3つの観点において重要になってきます。
一つ目は、ありとあらゆる情報を見て理解し、最終的には自分で判断することです。自分の頭で情報を正しく理解し、自分で意思決定することが求められます。
二つ目は、今、何に応えるべきか「問い」を作ることです。AIは「答え」を出すことは得意ですが、何を考えればよいのか「問い」を提示することは苦手です。
最後は、AIには考えることができない「これまでにないモノ」を創り出すことです。AIから生成されるアウトプットは、“それっぽい内容”です。つまり、世の中の情報を収集して創られた「普通」の内容です。それは既にあるものであり、世の中にあるものと大きな違いはなく珍しさはありません。人間は、AIには考えることができない「これまでにないモノ」を創り出す「考える力」を発揮する必要があります。
以上のポイントから、AI時代に必要となる新しい学び方を考えます。研修時の社員の成長を促すヒントになる内容です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
スキルベースは2022年に立ち上げた会社です。我々のこだわりは時代に合わせて進化するカリキュラムです。
今の時代に必要とされる力を明らかにし、その時々の学びのコツをご紹介します。研修の企画や見直し時のお悩み、ご質問などにも適宜お答えいたしますので、ぜひご参加ください。
- 高松 康平氏(たかまつ こうへい)
- 株式会社スキルベース 代表取締役
- 新卒でマッキンゼーに入社。その後、リクルート等を経てビジネス・ブレークスルーで執行役員に。10年間に渡り問題解決力トレーニング講座責任者を務めた。研修講師として、年間100日以上登壇しNo.1講師として活躍。現在は独立し「考える力」を中心に教育コンテンツの企画開発から提供まで幅広く携わっている。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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