講演者インタビュー
パイオニア社の人事企画部長が実践する
内定承諾率向上に繋げる情報系インターンシップ設計の舞台裏
株式会社ギブリー 執行役員 兼 HRTech部門採用ソリューション事業部長
山根 淳平氏
2030年に最大79万人のIT人材が不足すると推計されています。優秀なエンジニアの確保は中途採用だけでは困難であるため新卒採用にて獲得することも、企業の採用戦略において重要なテーマです。本講演では、ハッカソンの設計・運営のポイントに焦点を当ててメーカー企業パイオニア社の人事部長が実践した優秀なエンジニア人材を内定承諾につなげるためのインターンシップの設計手法をお伝えいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、下記の課題をお持ちの方におすすめです。
・新卒エンジニア採用に成功するためのインターン設計に悩んでいる
・新卒エンジニア採用を立ち上げたが、なかなか内定承諾まで繋がらない
・情報系インターン設計について、現場エンジニアからの協力が得られず開催できていない
・情報系学生の採用において、戦略から見直しの必要を感じている
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
経済産業省が2016年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2030年に最大79万人のIT人材が不足すると推計されています。国内IT人材の需給ギャップの拡大や、近年のDX推進の潮流を鑑みると、優秀なエンジニアを中途採用のみならず、新卒採用にて獲得することも、企業の採用戦略において重要なテーマです。
当社は、エンジニアの採用・育成・評価に関わるSaaSやコンサルティングを提供する企業であり、大手企業のエンジニアの組織づくりを支援する一環で、エンジニアを魅力づけするインターンカリキュラムの設計やハッカソンの運営をおこなっています。
本講演では、
・情報系人材のペルソナ設計
・エンジニアや情報系人材を魅力づけするためのインターン設計のカリキュラム設計
・現場エンジニアをどのように巻き込むか
・具体的な採用成功事例
について、企業の事例をもとにご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
昨今の新卒エンジニア採用市場では、学生時代から研究分野や開発実績の経験を積み、先端技術を活用できる、即戦力のエンジニア人材も出てきています。
企業は、“新卒だから”という理由で、一律で横並びの給与でオファーを出しています。しかし、即戦力となるレベルのエンジニア人材もいるため、全員同じレベルの初歩的な研修を用意するだけでは受け入れが難しくなっています。
戦力となるエンジニア人材の採用においては、新卒でも中途同様に“スキル”や“専門性”を評価する採用プロセスの構築や、柔軟な給与待遇・オファー提示、またアトラクトするためのインターン設計が今後さらに重要性を増していきます。今回の講演では、そんなリアルな実態を共有し、皆様と今後の新卒エンジニア採用を考える場になればと思っております。ぜひご視聴ください。
- 山根 淳平氏(やまね じゅんぺい)
- 株式会社ギブリー 執行役員 兼 HRTech部門採用ソリューション事業部長
- 2013年に株式会社ギブリー入社後、ハッカソンやプログラミングコンテストなどエンジニアのコミュニティ運営を行う傍ら、IT・通信・メーカー企業等にエンジニア採用・育成・評価制度設計の支援を行う。2016年執行役員就任以降はコーディングテストツール 「Track」の事業責任者を務める。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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