講演者インタビュー
大手企業で組織風土を活性化させるうえで大切なこと ~変化し続ける組織をつくるための「場」とは~
サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント
松川 隆氏
組織としての活力が弱く、閉塞感を感じている人事担当者は多いのではないでしょうか。このようなイノベーションを妨げる「大企業病」は昨今顕著になっています。では、風土を活性化するには何が必要でしょうか。それは経営層、管理職、現場間における対話の「場」を作ることです。本講演ではサイボウズの事例や、我々がご支援させていただいている企業様の事例をもとに、風土を活性化させるうえで大切なポイントをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
多くの企業が、「経営層、管理職、現場社員間の意識のギャップが大きい」「部門間のコミュニケーションがなく組織としての一体感が薄い」といった課題を抱えています。
本講演は、「組織全体が同じ方向を向くにはどうすればいいのか日々試行錯誤している」もしくは「風土改革に本気で取り組もうと考えている」といった経営層、人事、組織開発、部門責任者の一助になれば幸いです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
サイボウズはかつて、離職率28%と、チームワークが良いとは言えない時代がありました。しかし、トップと現場が向き合い、対話の場を重ねてきたことで、「多様な個性を重視」し、「公明正大」であるという、今のカルチャーが根付くようになりました。
本講演では、階層に関係なく対話の場を設けた結果、風土が醸成されたサイボウズの事例とともに、チームワーク総研が参画している大手企業様の風土醸成PJTの中で実際に起こった変化についても詳しくご紹介します。
風土をより良くすることは、決して簡単なことではありません。しかし、本気で理想と向き合い、組織間で対話することがなにより大切です。本講演通して、この重要性をご理解いただけると思います。
ぜひ、自社の風土活性化に課題をお持ちの方はご視聴いただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「組織変革」と言われるとなにかとても重いものを持ち上げる感覚になりますが、実際にそんなことはありません。誰でもできる小さなことが始まりになって、共感が広がり変化が起きてきます。講演の中では、無理なく楽しく続けられる実際の事例などもご紹介していきます。
- 松川 隆氏(まつかわ たかし)
- サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント
- 慶應義塾大学法学部卒業後、1996年日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。2012年サイボウズに入社し、パートナー営業部を経て、人事部にて採用や研修、制度策定などに携わる。現在はチームワーク総研にて研修の講師を担当。著書(共著)『わがままがチームを強くする』(朝日新聞出版)。
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