講演者インタビュー
VUCA時代に必要な「ロジカル思考力」を強化するための研修企画と実践ノウハウ
マキシマイザー株式会社 代表取締役
富沢 裕司氏
先行き不透明なVUCA時代である今だからこそ、「ロジカル思考力」の強化が重要です。本講演では、「ロジカル思考力」の4要素についてお話します。また、既存のロジカルシンキング研修における課題や解決策、ロジカルに方針策定を考えるコツなど、「ロジカル思考力」を活かした業務の改善につなげるための研修企画と実践ノウハウを5つに分けて解説します。業務効率アップに向けたヒントをぜひお持ち帰りください。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ロジカルシンキング、問題解決、課題設定、仮説思考といった思考系スキル研修を社内で実施している、あるいは外部の研修に社員を派遣している、という企業は多いと思います。既存の研修に対して、次のような課題を感じている人事・人材育成の方向けの講演です。
1)研修の効果が見えづらい
2)研修の費用が内容に対して高いと感じる
3)研修の中で自業務の検討を行いたい
4)研修でeラーニングを取り入れているが、あまりうまくいっていない
5)社内の現場では、同じような問題が繰り返されている
6)社内の現場では、報告や提案の説明が分かりづらい
7)社内の現場では、具体性や論理性よりも、声の大きさで決定されている
ロジカル(思考系)研修の実施は珍しいものではなくなってきている一方で、課題を聞くことも多くなっています。課題を解決する具体的なヒントやコツをお伝えいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私はロジカルシンキング研修の分野で10年以上の講師経験があります。研修をご提供しているお客様は、各業界におけるリーディング企業です。
この経験から得られた具体的で本質的な課題と原因、解決策をお伝えいたします。そして本講演に参加することで、ロジカルになるためのコツと心構えが分かり、明日からご自身がロジカル仕事術を実践することも可能です。本講演では次の項目で解決策やヒントを明示いたします。
1)ロジカル思考の重要性と「できていない場合」の状態
2)既存のロジカル研修の特徴と改善に向けた提案
3)思考力を鍛えるためにeラーニングのメリット、デメリット
4)ロジカル思考力を実現するための四つのポイント
5)ロジカル報連相のコツ
6)ロジカルな問題解決手法(思いつきで終わらないために)
特に2)にある既存のロジカル研修においては、用語が難解である、学習内容が実務と関係しない、グループワークで盛り上がって終わる、自業務の検討がしっかりできない、といった声を聞くことが多く、その部分についても具体的な解決策をお伝えします。
ご利用するケースが多いeラーニングについても、その活用方法やポイントをお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ロジカル研修によって解決できる組織の課題は多数あります。
管理職、係長、主任といったリーダー層においてロジカル思考力を強化すれば、社内にある問題の多くは解決に向かいます。目的を明らかにして構造的に情報を整理し、関係者の間で適切な議論を行えば、できることは数多くあります。また新人、若手、中堅といった現場のロジカル思考力を強化すれば、業務の効率が上がり時間とコストの削減につながります。ロジカル思考力は研修によって社内でお役立ちできる部分が大きいです。
ぜひ、ロジカル思考力を強化するためのコツ、ノウハウを本講演からお持ち帰りください。そして会社への貢献度をさらに高めていただければ幸甚です。
- 富沢 裕司氏(とみざわ ゆうじ)
- マキシマイザー株式会社 代表取締役
- ロジカル思考力強化の専門家として数多くの企業に研修をご提供中。三洋電機、経営共創基盤、マブチモーターを経てプレセナにて研修講師を務めた。三洋電機では半導体事業の欧州拠点長(ドイツ駐在)を務め、マブチモーターでは事業戦略の策定支援を行うなど実務での経験が豊富である。
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