講演者インタビュー
ダイバーシティ推進の鍵は「外国籍社員の支援」にあり
~いま、企業に求められているフォロー体制とは~
WELL ROOM株式会社 代表取締役/三菱地所株式会社 新事業創造部
下田 拓海氏
少子高齢化による人材不足や優秀な人材の獲得のために、あらゆる業種で外国人採用が増えています。一方で、日本に住む外国人の困り事の第1位は「日本の医療」というデータもあり、仕事だけでなく「日本という異国」に住む上で日本人が感じ得ない多くのストレスを抱えていることが現状です。本講演では、外国籍社員が抱える困り事の事例とともに、外国人に選ばれ長く働いてもらうために企業ができる健康施策についてご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
下記のような課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
・外国籍社員を雇用しているが定着率が低い。
・外国籍社員がどのような困り事を抱えているのか、具体的に知りたい。
・外国籍社員が企業に求めていることを知りたい。
・外国籍社員に対して企業ができる具体的なサポートを知りたい。
・外国籍社員/日本人社員を問わず、全社員に平等な健康施策を実施したい。
また、まだ外国人を雇用したことが無く、これから採用をしたいと考えている企業の方々にとっても、今後のヒントとなるお話をご提供します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は、総合デベロッパーである三菱地所株式会社の社内ベンチャーで、日本で働く外国人の方々も安心して利用できる多言語対応の健康管理サービスを提供しています。
代表取締役の私は生まれも育ちも日本の日本人ですが、スペイン人女性と結婚し日本で共に暮らす中で、「日本に住む外国人が抱える困り事」に多く直面したことがサービス構想のきっかけとなっています。
本講演では、当社で行ったインタビュー/アンケート調査などから、日本に住む外国人の方々が抱える困り事や企業に求めることなどの生の声をご紹介し、企業がサポートできるポイントをお伝えします。また、特に必要とされている施策として、外国籍社員の健康診断やメンタルヘルスなどのサポート方法についても、事例を交えながらご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本に住む外国人の方々は、日本人には想像できない多くの困り事に日々直面しています。彼ら/彼女らがどのようなことに困っているかを知ることは、人手不足や優秀な人材の獲得に悩む日本の企業にとって非常に重要なポイントであり、今後必ず求められることだと思います。
既に外国籍社員が在籍する企業の方々、これから外国人採用に踏み切ろうと考えている企業の方々のどちらにもお役に立てるお話をしたいと考えています。多くの方々のご参加をお待ちしております。
- 下田 拓海氏(しもだ たくみ)
- WELL ROOM株式会社 代表取締役/三菱地所株式会社 新事業創造部
- 2018年に三菱地所株式会社へ入社。不動産ファンド事業に従事後、社内ベンチャー制度に新事業を提案し採択される。その後、提案した事業の事業化を達成し、2021年に三菱地所100%子会社としてWELL ROOM株式会社を設立の上、代表取締役に就任。同年11月にはサービスも正式リリースし現在に至る。
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