講演者インタビュー
人的資本経営の取組みにおける3つの論点
~事業連携・情報開示・選び選ばれる関係に対する具体的事例~
アビームコンサルティング株式会社 戦略ユニット 人的資本経営コンサルティングチーム プリンシパル
久保田 勇輝氏
人的資本経営について開示の義務化などを受け、取り組みの必要性が多くの企業のアジェンダになってきています。本講演では人的資本経営について、「事業連携」「情報開示」そして従業員との「選び選ばれる関係」の構築、という3つの論点からご説明します。人的資本経営の実現に向けてどのように取り組んでいけばよいかを具体的事例を交えてご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
人的資本経営を行っていきたいが、そのための取り組みに関しては、多くの企業がお悩みを抱えているかと思います。
例として、以下のような悩みが考えられます。
・事業連携やリスキル
・ステイクホルダーへの人的資本の開示や、HRBPを中心とした人事による可視化された人材データの活用
・エンゲージメントサーベイを測定した結果の取り扱いや従業員との「選び選ばれる関係」の構築
このようにさまざまなキーワードを考慮し、人的資本経営に取り組むとなると、超えるべき壁とそれを解決するための論点が出てきます。そういった企業が人的資本経営を取り組む際に解くべき3つの論点をクライアントとの会話からまとめました。乗り越えた、乗り越えようとしている事例をベースにご紹介することが、人的資本経営の実現のヒントになればと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
タイトルにもある3つの論点、事業連携・情報開示・選び選ばれる関係について、各種事例を交えながらご説明します。
通常の足元の人事施策を実施するのはもちろんですが、昨今、どの企業も同じような人事施策を行っていて、差がつかない状況にあります。
本講演では、企業の事業や経営戦略の差と同様に、人的資本経営としての各社の差を意識して事例を説明します。同時に、皆さまが「自社らしさ」を考えるきっかけとなるようにご説明できればと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本の失われた30年を取り戻すためには、日本企業の従業員の生産性向上と、企業価値の向上が必要不可欠です。その中でも人材の投資は量の問題だけでなく、何に投資するかといった質の問題を考える必要があります。
日本を元気にするため、参加者の皆さまと、投資の質を上げる人的資本経営について考えたいと思います。
- 久保田 勇輝氏(くぼた ゆうき)
- アビームコンサルティング株式会社 戦略ユニット 人的資本経営コンサルティングチーム プリンシパル
- パッケージ会社/コンサルティングファームで人事コンサルティングに従事。人事の戦略、プロセス、テクノロジーの事業責任者として、多くの企業の人事戦略策定、タレントマネジメント、DX構想から業務設計、システム構築まで一貫したコンサルティング実績を有する。
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