講演者インタビュー
ストレス状態可視化と改善を一気通貫で実現するには?
職場で出来るデジタル活用のストレスマネジメント
株式会社Yume Cloud Japan 代表取締役
吉田 大輔氏
職場の健康管理における重要課題の一つメンタルヘルス。予防推進を目的にストレスチェック制度が義務化されましたが、実効性を問う声も存在します。例えば産業医面談受診者は受検者の0.5%で、残り99.5%は産業医面談に来ない高ストレス者と予備軍です。本講演では、脳科学に基づくデジタル技術を活用し、簡単にメンタルリスクを客観評価しストレスマネジメント(予防)に繋げる方法をお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
健康経営を推進することは、企業にとって「生産性の向上」「企業イメージの向上」「離職リスクの低減」「保険料負担の低減」という四つのメリットが有りますが、Yume Cloudは「第一に社員一人ひとりのコンディションが良くなることが最も重要」であると考えます。
社員のコンディションに大きく影響を与える、メンタルの状態はどうでしょうか。現在義務化されている1年に1回の自己申告式のストレスチェックでは、ストレス状態の十分な把握は困難です。また、高ストレスと判定された人の産業医面談の受診率がなかなか上がらない、といった課題があると考えています。
「ストレスチェック以外の方法で従業員のメンタル状態を把握したい」「ストレスが多い従業員を継続的に的確なサポートし、状態を改善させたい」と考えている人事担当者の方にお勧めの講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、当社のサービス「マインドスケール」を活用した、メンタルヘルスケアの最新情報をご紹介します。
マインドスケールは高精度の科学的分析により、社員一人ひとりがリアルタイムでストレス状態を正確に把握することができます。また、専門のカウンセラーや専門家によるアドバイスを受けることで、「社員一人ひとりがストレスをマネージするスキルを身につける」ことを主眼に構築されている全く新しいサービスです。
山形大学や東北大学との研究、政府の支援や企業との連携により、今まで困難とされていた「メンタル状態の可視化」について、高精度の分析を可能にするプラットフォームを構築しました。
また、分析だけでなく、ストレス状態が高まったときに専門カウンセラーが伴走し、ストレス・コーピングのアドバイスやセミナーを通じて正常な状態に戻すこと、高ストレスにならないように予防することで組織全体が強くなっていくことを目標としています。
社員のためのプログラムで構成されているため、利用継続率が高く、導入していただいた多くの企業でストレス値が改善しています。蓄積された膨大なデータをもとに、企業の人事部・総務部には部門別、ストレス要因別、年代別、性別の組織分析レポートも提供しており、マネージメントツールとしてご利用いただいています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
現在導入していただいている企業の多くは、経営幹部の方々が実際に数ヵ月間、マインドスケールの良さを体験した上で導入を決断されています(マインドスケールを体験した企業での本格導入率は70%以上)。また、1年に1度の57問ストレスチェックと一緒にお使いになえる企業も増えています。
本講演では、実際に体験することもできますので、ぜひご参加ください。
- 吉田 大輔氏(よしだ だいすけ)
- 株式会社Yume Cloud Japan 代表取締役
- 富士通株式会社に入社後、半導体部門にて、ゼロから中国・インドを含むアジアビジネスの開拓を行う。アジアビジネスを500億円規模に拡大。2014年に米国シリコンバレーに転居し富士通の数多くの新規ビジネスを開拓。2019年に、山形大学の招致により、株式会社Yume Cloud Japanを設立。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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