講演者インタビュー
成長企業に共通している対話の手法
知っておきたい「クルーシャル・カンバセーション」の実践方法と効果
Maeser Institute Japan, Inc. パートナー/マスタートレーナー
エリック・フランシス氏
1on1や会議、重要な意思決定をする場で、強い感情を伴ったり、意見の衝突をした経験が誰もが一度はあるでしょう。社員が多様化する現在、上司や部下に話しにくさを感じたことはないでしょうか。本講演では、率直な話し合いができ、高い業績を出し続ける組織やマネージャーに共通している「クルーシャル・カンバセーション」という対話の手法をご紹介します。率直な対話を阻害している要因や克服ポイント、実践例も解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
以下のような課題をお持ちの方におすすめします。
・リモートワークなど職場でのコミュニケーションスタイルが変わる中で、コミュニケーションの質を高めたい
・エンゲージメントを高めるための日々のコミュニケーションのポイントについて知りたい
・1on1を実施しているので、本音で話し合える場作りができるようにしたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
高業績を出し続ける組織では、リーダーとメンバーや、メンバー同士で、率直に話し合いができています。そういった組織では、正確な情報の把握から最善の選択を行い、その選択にもとづいて団結し、信念を持って行動できるようになります。
しかし多くの組織では、違う意見を持つ相手とのやりとりや、重要な結果につながるような場面で衝突が起きたり、人が感情的になったりしています。また、そういった衝突を避けるために、発言そのものを避けることもあります。本講演では、「肝心なこと」を話す対話の場で、率直な話し合いを阻害する要因と、それを克服するポイントや実践について、研修プログラム「クルーシャル・カンバセーション」をもとに紹介します。
「クルーシャル・カンバセーション」は、高業績を出し続ける組織を分析し、現場で実践することを重視して開発されました。本当に行動を変えるには、「起こっている変化の察知」「状況の適切な認識」「適切な行動の選択」「行動を実行する動機づけ」の四つの要素に影響を与える必要があり、この点を踏まえてプログラム化されています。
1on1をより効果的に実践する、リモートワークでのコミュニケーション量の減少を補完する、といった課題を本質的に改善するためのポイントを提供します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「クルーシャル・カンバセーション」が正式に日本に導入され、皆さんにご紹介できることを光栄に思います。「クルーシャル・カンバセーション」はフォーチュン500社のうち300社が導入し、世界中で100万人以上が受講しています。おかげさまで高い評価をいただいて賞を受賞し、ATDでも紹介されています。
内容はシンプルで、実践的です。仕事の場面だけに限らず、プライベートでも活用できます。家族に「肝心なこと」を伝えなければいけないときにも効果を発揮します。どうぞ気軽に参加し、楽しんでください。
- エリック・フランシス氏(エリック・フランシス)
- Maeser Institute Japan, Inc. パートナー/マスタートレーナー
- グローバル・コミュニケーションを専門とし、複数の大学、アジア太平洋地域の多くの企業でセミナーを実施。青山学院大学でグローバル・コミュニケーションの教授としてMBAコースを担当、ビジネス・ブレークスルー大学大学院で、グローバリゼーション科教授としてグローバル・リーダーシップを指導。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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