講演者インタビュー
ISO30414認証取得企業が語る!企業のビジョン実現に向け、当社が実施した組織開発と可視化の方法
AKKODiSコンサルティング株式会社 常務執行役員/ISO30414リードコンサルタント
塩田 ゆり子氏
人的資本経営や人的資本の開示について、実際の進め方の相談が増えています。当社は2011年に経営戦略と人材戦略を連動させるために、抜本的な人事改革を行いました。キャリアマップの策定や人材の持続的な価値向上に向けた育成機会の仕組みを整備し、人的資本経営の実績を積んできました。本講演では、弊社の事例を交えながら人的資本経営を実践する上で重視してきた組織開発に必要な考え方や可視化の方法までお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
日本国内において、「人的資本」に注目した動きが加速しているなか、経営者や人事担当の方から、人的資本経営や人的資本の開示方法について、相談を受ける機会が増えてきました。実際には何をどう進めていけばいいのか、自社が進めるとどんな効果が得られるのかが見えない、といった声を多くうかがいます。
当社は、2011年に経営戦略と人材戦略を連動させるために、抜本的な人事改革を行い、キャリアマップの策定や人材の持続的な価値向上に向けた育成機会の仕組みを整備し、人的資本経営の実績を積んできました。
本講演では、人的資本経営を実践する上で重視してきた「組織能力の開発」と「可視化」についてお伝えします。
組織能力の向上に課題をお持ちの経営者、人事部の方向けの講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は、昨年11月、国内3番目のISO30414認証を取得しました。この認証取得は、会社にとって人的資本に関する健康診断の受診だと考えています。この人的資本の健康診断で発見された課題を放置せず、速やかに解決することが必要です。人的資本に関するデータを開示し、課題解決に向けた戦略を立案した上で、戦略に結び付けたアクションを実践することにより、人的資本経営が洗練され、組織能力が向上していくでしょう。
本講演では、発見された課題を解決する組織能力開発の手法について、お話しします。
組織能力開発の手法としては、キャリアマップ、ビジョンマッチング、チェンジエージェントなどのツール・手法を組み合わせた進め方について、可視化の役割にも言及した上で紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
AKKODiSコンサルティング株式会社は、「日本を、課題解決先進国に。」をビジョンに掲げ、第三創業期として、4月に事業転換を行い、社名を変更しました。当社は、2011年にも会社としての大きな変革を実施しています。経営戦略の方針変更とこれに伴う人財戦略を連動させるための抜本的な人事改革です。
この変革を礎に、ビジョンを実現するためのアクションを実践するにあたり、組織能力の開発の重要性を強く認識しました。これまで当社で実施してきた組織能力開発の進め方や、これまで培ってきたノウハウ・考え方などについてお話しします。ぜひご参加ください。
- 塩田 ゆり子氏(しおた ゆりこ)
- AKKODiSコンサルティング株式会社 常務執行役員/ISO30414リードコンサルタント
- 1979年生まれ。新卒で薬理研究に従事し、2003年に当社の前身である㈱ベンチャーセーフネットに入社。新規事業の立ち上げに際し、事業企画や人材育成などに従事し、早期からマネジメントも経験。執行役員人事本部長、研究開発事業本部長、Consulting事業本部長を経て、2022年より常務執行役員に就任。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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