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厚生労働省

入賞者一覧

日本の人事部「HRアワード」2021トップ > 入賞者一覧:書籍部門

書籍部門

ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方 (著者:中竹竜二/出版社:ダイヤモンド社)

「なぜ、このチームは成果を出し続けるのか」「どうして、このグループは空気がよどんでいるのか」ーー。

言葉にはならないけれど、チームの中で誰もが共有している暗黙の価値観、組織文化(カルチャー)。そんな組織の中に漂う「空気」をどのように変えるのか。フォロワーシップを提唱し、新しいリーダー像を広めた中竹竜二氏が、これまでのあらゆる経験を注ぎ込んで、人と組織の改革に迫った待望の一冊!

なぜ、負け犬根性の染みついた日本ラグビー代表は生まれ変われたのか。安定志向の老舗食品メーカーは、どうやって学習する組織へ変わったのか。笑ってごまかすスタートアップのチームは、どんなプロセスで率直に意見を言い合うチームへ変わったのか。

強いチームはみな自分たちの「組織文化」を知り、変え、進化させている。人と組織が壁を乗り越え、成長を続けて、「常勝文化」を身に着けるまでの流れを丁寧に解説した。

書籍情報

https://www.diamond.co.jp/book/9784478110553.html

恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす (著者:エイミー・C・エドモンドソン/翻訳:野津智子/解説:村瀬俊朗/出版社:英治出版)

「心理的安全性」研究の第一人者による解説書がついに邦訳!

いま世界中で注目を集める組織コンセプト「心理的安全性」。しかし、「ヌルい職場」と解釈されるなど、さまざまな誤解も生じている。

その心理的安全性の本質を分かりやすく解説したのが『恐れのない組織』である。著者はこの研究の第一人者で、経営思想家ランキング「Thinkers50」に10年にわたり選出されているエイミー・C・エドモンドソン(ハーバード大教授)。
本書は以下の三部構成である。

第1部:心理的安全性とは何か。これまでの研究で明らかになっていることを整理。
第2部:ピクサー、フォルクスワーゲン、福島原発などさまざまな企業や組織の事例を分析。なぜ心理的安全性が必要なのかを明快に伝える。
第3部:理論と事例の分析から導かれる実践へのアドバイス。

学術的な意義やリーダーの役割を綴った村瀬俊朗准教授(早稲田大学)の巻末解説も好評の一冊。

書籍情報

http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2288

企業価値経営 (著者:伊藤邦雄/出版社:日本経済新聞出版)

日本企業の経営に重大な変化をもたらし、進化を続ける経産省「伊藤レポート」実践のための書。企業価値を評価する手法や概念が、経営という実践の場でどのような意義を持ち、どのように活用されているのかを解説する。会計数値を用いた企業分析や、コーポレートファイナンスのツールを駆使できるようになるだけでなく、いま日本企業が直面する経営課題(ガバナンス改革、資本コスト経営、株主との対話、非財務・ESG・サステナビリティ対応など)と、それにどう取り組むべきかがわかる。日本企業の具体的取り組み事例をあげて説明し、直面している課題や現実にもとづいて理解できるようになっている。

書籍情報

https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/13514

経営人材育成論 新規事業創出からミドルマネジャーはいかに学ぶか (著者:田中 聡/出版社:東京大学出版会)

新規事業を突き抜けて経営人材へと至れ!

経営人材の育成はあらゆる企業にとって最重要経営課題である。なぜなら、企業にとって最大の目的は事業を継続することであり、それを将来的に担うのが次世代の経営人材だからである。では、どうすれば経営人材を育成できるのか? 本書はその課題に挑み、「新規事業を通じた⼈材育成の可能性」に焦点を合わせる。新規事業創出経験が経営⼈材の育成に有⽤であることを⽀持する国内外の実証研究は存在する。しかし次世代経営人材候補であるミドルマネジャーの学習を促進するための実務的な問いに関する学術的知⾒は蓄積されていない。そこでミドルマネジャーが新規事業創出経験によってそれまでの思考様式・行動様式を学習棄却し、新たなパースペクティヴ「他者本位志向」「リーダーマインド」「経営者視点」を獲得しながら経営人材へと育つ実態を実証研究から明らかにする。新進気鋭の研究者による鮮烈なデビュー作。

書籍情報

http://www.utp.or.jp/book/b582899.html

人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~ (著者:海老原嗣生/出版社:日経BP)

新型コロナウイルスの流行でリモートワークが普及するなか、「ジョブ型」を導入して、成果重視の人事制度に作り替えようとする「ジョブ型祭り」に日本企業が狂騒している。雇用ジャーナリズムの第一人者である著者は「欧米の仕組みを付け焼刃で取り入れる愚策」と切って捨てる。成果主義、コンピテンシー評価、職責・役割給など、過去60年「脱日本型」は失敗し続けた。著者は生半可な理解で人事制度“改革”を行うことに警鐘を鳴らし、「本気で日本型を変えるために、雇用システム、そして人事というものを、隅々まで理解して、根治を目指さなければならない」と説く。本書では事例や統計などファクトをベースに、欧米各国や過去の日本の社会状況、人事実務を解説。人事担当者はもちろん、全ビジネスパーソン必読の書だ。

書籍情報

https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/283060/

心理的安全性のつくりかた (著者:石井遼介/出版社:日本能率協会マネジメントセンター)

日本の職場を心理的安全性に変える

Googleの研究によって一気に認知された「心理的安全性」。激しく変化し続ける時代において、組織・チームの多様性を活かして学習を促す、未来を創るための重要なキーワードとなった。しかし、その心理的安全性を構築する方法は手探りな状態だ。

本書では、心理的安全性を研究してきた著者が、「日本における心理的安全性の4因子」を提示し、構築のための明確な行動指針を提供している。また研究で判明した心理的安全なリーダーに必要な「心理的柔軟性」、4因子を活性化させるための「行動分析」「現場で成果の出た施策」と、職場を変えたいと願う読者が自ら行動・実践し、周囲に変化をもたらす方法をわかりやすく解説。

人事やマネジャーのみならず、一般社員や経営者からも強い支持を得ており、上場企業をはじめ複数企業で採用されている本書は、あらゆる組織・コミュニティで実践できる必読の一冊だ。

書籍情報

https://pub.jmam.co.jp/book/b517388.html

組織行動論の考え方・使い方――良質のエビデンスを手にするために (著者:服部泰宏/出版社:有斐閣)

組織行動論は、組織の中の個人・集団が、なぜ、ある行動や態度を示すのかを追究してきた、経営学の一分野である。

リーダーシップ、モチベーションなど、あらゆる職場・人事パーソンになじみ深いトピックを扱っているはずの同分野の研究蓄積は、実務家にどのくらい参照されているだろうか。現状に危機感を覚えた著者は、科学的な厳密性を重視するあまり、ともすると経営の現場から離れてしまう学界に対して問題を提起する。すなわち、研究は実践の役に立つか、どうすれば役に立てるのか。

働く人の日常と隣り合わせの応用科学分野における、実践家の知恵と研究者の知見。両者が共振し、現象への理解を深め合える理想的な関係性を築くためのポイントとは。専門知識をどう咀嚼・吸収すべきかに悩まされることの多い昨今、当該研究分野の問題意識を超えて、現代社会を生きる一人ひとりが持つべき姿勢といった普遍的なテーマをめぐっても示唆に富む力作。

書籍情報

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641165663

ソニー再生――変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (著者:平井一夫/出版社:日本経済新聞出版)

ソニー元経営トップによる初の著書。異端のキャリアから生まれた経営哲学を語る!

かつて世界にその名をとどろかせたソニーは、未曽有の危機に見舞われていた――。2012年3月期、5000億円を超える大赤字の中でソニー社長の重責を引き受けた著者は、なにから手をつけ、復活を果たしたのか。本書では、ソニー再生という難題に挑んだ「異端社長」の知られざる歩みを振り返る。

キャリアの始まりはCBS・ソニーでの音楽事業。バラバラだったソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)・アメリカを改革し、次にプレイステーション3の販売不振に悩むSCEを立て直す。そしてソニー社長となり、巨額赤字に苦しんだ名門企業を再生。 3度のターンアラウンドに成功した「変革のプロフェッショナル」は、出世競争とは無縁のキャリアで何を身につけたのか。いまの時代だからこそ求められる経営哲学を自ら語る。

書籍情報

https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/32412

問いのデザイン -創造的対話のファシリテーション (著者:安斎勇樹、塩瀬隆之/出版社:学芸出版社)

課題解決のためのチームの話し合いにおいて「良いアイデアが生まれない」「チームの一体感がない」と感じるとき、それはチームのメンバーやマネージャーの能力不足ではなく、チームで向き合っている「問い」がうまくデザインされていないからだ。

そもそも何を解決すべきなのか、「本当に解くべき課題」を正しく設定できなければ、その後、どんなにワークショップやファシリテーションの工夫を重ねても、根本的に解決の方向性がずれてしまい、関係者に「創造的な対話」は生まれない。

本書は、企業の商品開発・組織変革・人材育成などの複雑な課題解決の現場において、問題の本質を見抜き、解くべき課題を正しく設定し、関係者を巻き込み、課題解決のプロセスをデザインするための思考法・スキルについて体系化。人とチームのポテンシャルを引き出し、組織や事業の創造性、イノベーションを促すための必読書。

書籍情報

https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527433/

NO RULES(ノー・ルールズ)――世界一「自由」な会社、NETFLIX (著者:リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー/翻訳:土方奈美/出版社:日本経済新聞出版)

NETFLIX、急成長の舞台裏はドラマのように面白い!

NETFLIXは特別な会社だ。そこには「脱ルール」のカルチャーがある。社員の「能力密度」を高めて最高のパフォーマンスを達成すること、そして社員にコントロール(規則)ではなくコンテキスト(条件)を伝えることを最優先している。そのおかげで着実に成長し、世界と社員のニーズ変化に機敏に対応できている。

だが、本書共著者で、企業文化の研究で名高い経営学者エリン・メイヤーの目には、NETFLIXカルチャーはマッチョで、対立を煽り、攻撃的なものに思えた。いかにも人間の本質を機械的かつ合理的にとらえる技術者が創った会社、というイメージだ。

「普通じゃない経営手法」で世界一成功しているNETFLIX。謎に包まれた「自由と責任の企業文化」を、共同創業者自身の言葉で初めて明かす。

書籍情報

https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/32367

パーパス経営:30年先の視点から現在を捉える (著者:名和高司/出版社:東洋経済新報社)

資本主義における基本資産は、カネ(金融資本)とモノ(物的資本)だった。ヒト(人的資産)は、資産ではなく費用(コスト)として計上されていた。しかし「パーパス経営」の源泉は、人の思いを中心としたパーパスという目に見えない資産である。これは自分が何のために存在するのか、他者にとって価値のあることをしたいという信念である。パーパスは、ミッション、ビジョン、バリューの上位概念として注目されているマネジメント用語だが、元々は日本企業が昔から「志」という言葉で強く持っているものだ。これからは、志に基づく顧客資産、人的資産、組織資産などの無形資産をいかに蓄積していくかが経営の鍵となる。そして、30年先(2050年)から現在を捉える発想が不可欠だ。国内外100社以上の企業変革にかかわってきた著者が、志を追求し、成長を続けるための経営の思想と、豊富な事例とともに具体的なマネジメントの方法を説き明かす。

書籍情報

https://str.toyokeizai.net/books/9784492534366/