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入賞者一覧

日本の人事部「HRアワード」2020トップ > 入賞者一覧:書籍部門

書籍部門

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

(著者:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル/訳者:櫻井 祐子/出版社:ダイヤモンド社)

スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、エリック・シュミット(グーグル元会長兼CEO)、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(ともにグーグル共同創業者)、ベン・ホロウィッツ(『HARD THINGS』著者)、マリッサ・メイヤー(ヤフー!元CEO)、チャド・ハーリー(ユーチューブ共同創業者)……シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた!

アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者。ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちを育て上げ、アマゾンのジェフ・ベゾスを苦境から救った伝説の存在。

エリック・シュミットが、「こんなことは歴史上、誰もしたことがない」と驚嘆する不世出の師、ビル・キャンベルの「成功の教え」の全てを、自らの体験と膨大な取材から徹底的に描き出した話題作。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478107249.html

企業内キャリアコンサルティング入門――個人の気づきを促し、組織を変える

(著者:浅川正健/出版社:ダイヤモンド社)

キャリアコンサルタントは2016年4月から国家資格になった。組織におけるコミュニケーションが希薄になりがちな昨今、働く人の悩みや課題を相談できるキャリアコンサルタントの役割が重要になってきた。

本書は、企業内キャリアコンサルティングの役割を解説するとともに、具体的なキャリアコンサルティングの事例を紹介。若手社員や女性、管理職やシニア社員などから寄せられた相談に対して、キャリアコンサルタントがどう見立て、どのように話を聞いていったのか、どのように”気づき”を促したのか、をわかりやすくまとめている。著者自身の伊藤忠商事での現場体験やキャリアカウンセリング室開設に尽力した経験をもとにした、実践的な内容となっている。

キャリアコンサルティングの導入を考える企業の人事担当者はもちろん、部下とのコミュニケーションに悩む管理職、組織を活性化させたい企業経営者に多くのヒントを与える一冊だ。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478108048.html

謙虚なリーダーシップ――1人のリーダーに依存しない組織をつくる

(著者:エドガー・H・シャイン、ピーター・A・シャイン/訳者:野津智子/出版社:英治出版)

弱さを受け容れ、本音を伝えあう関係が、組織を変える。

英雄的な1人のリーダーに頼る組織では時代の変化に対応できない。重要なのは、相互に信頼し、率直に本音を伝え合う「組織文化」である。では、そのような組織文化を生み出すためには何が必要なのか。それは、「関係の深さ」に着目し、チームメンバーと「役割を超えた関係」を築くための絶え間ない実践だと著者は言う。

人と組織の研究に多大な影響を与えてきた研究者が、半世紀にわたる探究の末にたどり着いたリーダーのあり方とは?

『人を助けるとはどういうことか』『問いかける技術』など、数々の名著を生み出した著者の集大成である本書は、アカデミックな研究と豊富な事例分析に基づいた、実践的な一冊である。

【書籍情報】http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2277

「データと対話」で職場を変える技術 
サーベイ・フィードバック入門 これからの組織開発の教科書

(著者:中原 淳/出版社:PHP研究所)

「データと対話」で職場を変える、これからの組織開発の教科書!

近年、注目されているHRテクノロジーやエンゲージメント調査といった最新技術。しかし、現場では「忙しいのに、アンケートばかりやらされてうんざり!」「返されたデータが難しくてどう活用すればいいかわからない」という悩みも生まれている。そんな状況に陥らないよう、職場のデータを生かしてチームや組織を変える技術「サーベイ・フィードバック」の手法を解説する。

サーベイ・フィードバックとは、(1)サーベイ(組織調査)によってチームや組織の状態を見える化し、(2)データが示す結果について対話を通じてフィードバックする技術のこと。データの扱い方はもちろんのこと、「どのようにデータを現場にフィードバックするか」を解説している点が、最大の特長である。勘と経験によるマネジメントから抜け出し、データを生かして組織を変える方法が、この一冊にあると言えるだろう。

【書籍情報】https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84557-9

「仕事映画」に学ぶキャリアデザイン

(著者:梅崎 修、松繁寿和、脇坂 明/出版社:有斐閣)

どれほど転職を繰り返しても、経験できる仕事の数は限られる。しかも、社会の先行きが不透明な中、実感的かつ納得的にキャリアをデザインするには、何が必要だろうか。

本書の提案は、「仕事映画」を通して、さまざまな仕事の世界を深く理解しよう、というものである。映画作品からは、綿密な取材に基づいた物語設定や背景美術などにより、仕事と職場の具体的な情報を得ることができる。また、優れた脚本や演技を通して、職業人の内面に迫ることができる。そして、公開当時の評判などから、それを見た人々の意識をも探ることができる。

こうした著者たちの狙いを、社会科学の知見が支えている。多様な理論やデータで映画を読み解いていくことで、より質感を持って仕事・仕事人を捉えられ、想像的共感力が喚起される。それは、自己のキャリアデザインや他者のキャリアサポートに生かせる力となるだろう。人事パーソンの「教養力」を高めるのにお勧めの一冊。

【書籍情報】http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641165694

職場の現象学 「共に働くこと」の意味を問い直す

(著者:露木恵美子、山口一郎/出版社:白桃書房)

誰もが悩むけれど、やり過ごしてしまうことの多い、職場の人間関係とは何なのだろうか?

残念ながら、その本質に向き合うことなく、お互いの個性を活かし合う職場は実現できない。本書では、現象学者と経営学者が学問の壁を越え、読者と共に、共創的な職場とは何か、またその実現について思索を重ねる。

現象学は、「感じ方」や「考え」を対話で伝え合い、誰もが納得する「普遍的な知」の高みを目指すもので、人にまつわるさまざまな問題に応用できる。ここでは四つの職場事例から、「共に働くことの意味と価値の形成」を丁寧に説明し、読者が気づかなかった職場の人間関係の本質に迫っている。

一見とっつきにくい哲学を用いながら、職場の問題を易しく解き明かしている点に本書のユニークネスがある。それにより、「共創的な職場」の実現を模索する人事担当者から「職場の人間関係」に日々悩みながら働く現場スタッフまで、多くの新鮮かつ本質的な気づきに出会うことができるだろう。

【書籍情報】https://www.hakutou.co.jp/book/b505879.html

図解 人材マネジメント 入門
人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

(著者:坪谷邦生/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)

「人材マネジメント」という複雑な領域を、「10章×10のツボ」で体系的にまとめ、初めて人事になった方でもゼロから学べる「Q&A」と「図解」で紹介している。

「人材マネジメント」「人事評価」「賃金・退職金(外的報酬)」「働きがい(内的報酬)」「等級」「採用」「異動・代謝」「人材開発」「組織開発」「働く人」の10項目を掲載。理論と実践の基礎を一冊でおさえることができる。

100のツボは見開きで完結しており、気になるツボだけを「つまみ食い」することが可能。手元に一冊置いておくことで、手引書として使える。また、全体を読めば構造的に人材マネジメントを把握できる。

章末には「4社の事例」として、「トヨタ・リクルート・サイボウズ・アカツキ」の人材マネジメントの実例を掲載。さらに、人事担当者、管理職、経営者、人材業界の方に向けた「まとめ」も収録。「人材マネジメント」を学ぶあらゆる人に役立つ一冊。

【書籍情報】https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2612-1

世界標準の経営理論

(著者:入山章栄/出版社:ダイヤモンド社)

ビジネスパーソンに必要な「思考の軸」としての経営理論を、本書で一気に習得!

不確実性が高まる今日のビジネス。正解がない中でも前に進むには、誰もが懸命に考えて、自分の解を探さなければならない。そこで「思考の軸」となり得るのが、経営学の叡智を集約した本書だ。複雑な経営のメカニズムを解き明かすために発展してきた経営理論だが、多くは学者だけの財産として眠っていた。本書は、それをビジネスパーソンに向け、平易な表現で著している。

経済学、心理学、社会学の3学問に精通し、多くの実務家と交流する著者ならではの書!

「人や組織はどう考え、いかに行動するか」の根本原理を、経営学は、経済学、心理学、社会学の3学問分野から、応用している。この三つの学問に精通した、稀有な経営学者であり、多くの経営者やビジネスパーソンと交流がある著者だからこそ、本書を著すことができた。史上初の体系的な経営理論書である。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478109571.html

組織論と行動科学から見た
人と組織のマネジメントバイアス

(著者:曽和利光、伊達洋駆/出版社:ソシム)

経営学の知識に基づき、人や組織をマネジメントする会社は稀だ。しかし本来、「人や組織の行動や思考のパターン」に関する知識は、人材マネジメントにおいて必要不可欠である。

こうした問題意識に基づき、人材研究所の曽和氏とビジネスリサーチラボの伊達氏が延べ100時間以上、「人の採用・育成・評価、組織の成長・文化の課題」について、ビジネス界と学術界における「常識のギャップ」をぶつけ合った。それを「バイアス=誤った思い込み」という形でまとめたのが本書である。

「優れたリーダーは、自らのバイアスを理解し、マネジメントしていることを強烈に痛感した」(サイバーエージェント 取締役 人事統括 曽山 哲人氏)「意思決定するすべての人に、科学的であり、同時に極めて実践的なこの本を強くお勧めしたい」(神戸大学大学院経営学研究科 准教授 服部 泰宏氏)をはじめ、各界有識者からも高い評価を集めている一冊だ。

【書籍情報】https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784802612357

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

(著者:宇田川元一/出版社:NewsPicksパブリッシング)

忖度、対立、抑圧……あらゆる組織の問題において、「わかりあえないこと」は障害ではない。むしろすべての始まりである──。

ノウハウが通用しない問題を突破する、組織論とナラティヴ・アプローチの超実践的融合。
いま名だたる企業がこぞってメンタリングを熱望する気鋭の経営学者、待望のデビュー作!

現場で起きる「わかりあえなさ」から始まる諸問題は、ノウハウで一方的に解決できるものではない。
その「適応課題」と呼ばれる複雑で厄介な組織の問題をいかに解くか。それが本書でお伝えする「対話(dialogue)」である。対話とはコミュニケーションの方法ではない。
論破するでもなく、忖度するでもなく、相手の「ナラティヴ(narrative)」に入り込み、新しい関係性を構築すること。
それこそが、立場や権限を問わず、新たな次元のリソースを掘り出して、組織を動かす現実的で効果的な方法なのである。

【書籍情報】https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784910063010
【インタビュー】https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/2173/

「超」働き方改革 ─四次元の「分ける」戦略

(著者:太田 肇/出版社:筑摩書房)

かつて、個人が組織や集団と融合していることは、日本企業の強みとされた。しかし、工業社会から情報社会への転換によって、仕事の内容が変わり、働く人が多様になった。今、働き方改革の最重要課題は、明確な役割を持つ多様な個人が共に働く組織をつくることである。

新型コロナウィルスの流行により、急遽テレワークを始めることになった会社も多い。本書によれば、テレワークの導入は日本の働き方改革を本格的に進める第一歩だ。働く場所を分けることから始め、職務を明確に分担し、入退出がしやすく各々の実績が適切に示される制度をつくれば、日本の職場のさまざまな問題が解決されるという。

仕事、職場、キャリア、認知の四つの次元から、組織から個人を分け、その上で統合する方策を示す、ウィズコロナの働き方を考える上で必須の一冊。

【書籍情報】http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073259/

賃上げ立国論

(著者:山田 久/出版社:日本経済新聞出版)

生涯賃金3割増へ!
日本独自の「ハイブリッド・システム」を提示

日本の賃金は、国際的にみても低過ぎる。低賃金による低価格戦略はもはや限界を迎えており、付加価値創造を目指す経営への転換が求められている。この事実は「コロナ時代」を迎えても変わることはない。

企業成長と賃上げ実現には、痛みを伴う不採算事業の大胆な圧縮、事業構造の転換を促す雇用賃金システムの導入が今や不可避である。
個人に目を転じれば、より高い賃金を求めて転職が増加。安全網に支えられ、自律的キャリアの形成へ意識改革が進みつつある。
政府の役割は重要だ。著者は、スウェーデンを参考に、政労使から成る第三者機関が賃上げを誘導するのが現実的なプロセスだとする。

日本が将来にわたって豊かな社会を維持できるか否かは、賃上げの実現にかかっている。雇用維持に注目が集まるなか、ポストコロナを見据え、必読の一冊と言えるだろう。

【書籍情報】https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/35849

トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考

(著者:マーク・ベニオフ、モニカ・ラングレー/訳者:渡部典子/出版社:東洋経済新報社)

セールスフォース・ドットコムは、1999年にマーク・ベニオフがサンフランシスコで創業したCRM(顧客関係管理)を中心としたクラウド・コンピューティングのパイオニア。わずか20年で5万人を超える社員を有するGAFAに続くメガベンチャーに成長し、「世界で最もイノベーティブな企業」「最も働きたい企業」などと評価されている。

本書は著者であるマーク・ベニオフが、生い立ちから、起業、そして、今日までの学びを描いたものである。同社では、成長と同様に善行がミッションとされている。本気で世界を良い方向に変えたい、ビジネスはその最良のプラットフォームであるという。LGBTや人種差別、貧困や教育といった社会問題などにも果敢に取り組み、悩む様子も率直に書かれている。より高いミッションを掲げ、未来を切り開く人物をトレイルブレイザーと著者は呼ぶ。社会貢献と急成長を両立させる新しい企業の形がここにある。

【書籍情報】https://str.toyokeizai.net/books/9784492534281/

日本企業のタレントマネジメント 適者開発日本型人事管理への変革

(著者:石山恒貴/出版社:中央経済社)

「タレントマネジメント」をゼロからひも解く待望の体系書が誕生!

「タレントマネジメント」という言葉は、人事部門の担当者の中で認知度は向上しているが、いまだ定義が曖昧で、多様な捉え方をされている。また、人事施策にタレントマネジメントの考え方を本格的に取り込む試みを進めている日本企業は、まだ一部である。

その理由として、日本型人事管理に対して、タレントマネジメントが馴染みにくいのではないか、と人事担当者が考えている可能性もあるだろう。 タレントマネジメントの定義が曖昧で、その本質が把握されていないのであれば、導入の検討は難しくなる。

そこで本書は、タレントマネジメントと日本型人事管理の特徴、強み、弱みを分析し、タレントマネジメントという考え方が、日本型人事管理において受容できるものなのか、その実態を分析し、3社の導入事例も紹介しながら今後の方向性を示していく。

【書籍情報】https://www.biz-book.jp/日本企業のタレントマネジメント―適者開発日本型人事管理への変革/isbn/978-4-502-35421-2

ピープルアナリティクスの教科書 組織・人事データの実践的活用法

(著者:一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会/編著:北崎 茂/出版社:日本能率協会マネジメントセンター)

多くの産業でデータ活用技術が取り入れられ、この動きは人事の領域でも本格化している。採用時の応募者のデータを分析し、内定者や辞退者の予測、さらには配置時における適正のマッチングやハイパフォーマーの予測、退職者の予測など、先駆的な企業では人事の中枢的な機能として「ピープルアナリティクス」の導入が進んでいる。

ただ、最終的な活用イメージの不鮮明さや既存データの粗さ、データ分析スキルの不足などを背景として日本企業の多くはいまだその活用は十分とはいえないのが実情である。

そこで本書は、9社の導入事例などを紹介しながら、人の成長を科学的に支援するHRテクノロジーとしての「ピープルアナリティクス」が企業に求められる背景と得られる効果、具体的な手法論などを通じて、有効的に活用するためのテキストとなることをゴールとしている。

【書籍情報】https://pub.jmam.co.jp/book/b508667.html

「ビジトレ」 今日から始めるミドルシニアのキャリア開発

(著者:田中 研之輔、浅井公一、宮内正臣/出版社:金子書房)

「ビジトレ」で、働き方と生き方をアップデートせよ!

人生100年時代の到来、定年の延長、終身雇用の崩壊……。私たちを取り巻く現状は変化に満ちている。その結果、諦め、くすぶるミドルシニア社員は少なくない。彼らは、これからどう働いていけばいいのだろうか?

この激動社会における戦略として、本書では「ビジネス×トレーニング」をビジトレと称し勧めている。ビジトレとは、社会環境の変化に適合していくために改善を重ねるキャリア開発の手法だ。

また、NTTコミュニケーションズでの調査を通じ、ミドルシニア社員たちのリアルにも迫っている。詳述されたその現状とキャリア開発は、働き方だけではなく、生き方のヒントまで凝縮されている。

理論と現実が交わる本書は、ミドルシニア社員はもちろん、キャリアコンサルタント、人事の味方になる一冊だ。

【書籍情報】https://www.kanekoshobo.co.jp/book/b502651.html

Who You Are 君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

(著者:ベン・ホロウィッツ/訳者:浅枝大志、関 美和/出版社:日経BP)

シリコンバレーの起業家であり投資家である著者が、18年かけてたどりついた組織の文化のつくり方。

成功した経営者や大物は、口をそろえて「企業文化に気をつけろ。なによりも文化が重要だ」と言う。しかし、企業文化とは具体的に何か、どうつくればよいかを明確に答えられる人はいない。

重要でありながら築くのも理解するのも難しい組織文化について、深く掘り下げ、チンギス・ハンなど歴史上の人物や日本の『葉隠』『武士道』を基に組織文化を再定義。さらに、フェイスブック、エアビーアンドビーといったスタートアップ、マクドナルドといった企業の事例も紹介する。

【書籍情報】https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/P88810/

部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ

(著者:松尾 睦/出版社:ダイヤモンド社)

デイビッド・コルブが提唱した「経験学習サイクル」は、現代の人材開発を支える最もパワフルな基礎理論とされている。だが、このサイクルを効果的に回すためには、学習者自身が主体的に「経験から学びとる」だけではなく、上司が学習者の「経験から学ぶ力」を高めるよう支援する必要がある。

本書では、著者が8年にわたり実施した「育て上手のマネジャー調査」をもとに、部下の「経験から学ぶ力」を最大限に高める指導法を解説。

  • 育て上手の指導法1:強みを探り、成長ゴールで仕事を意味づける
  • 育て上手の指導法2:失敗だけでなく成功も振り返らせ、強みを引き出す
  • 育て上手の指導法3:中堅社員と連携しながら、思いを共有する
  • 補完スキル1:成長をうながす仕事の創り方
  • 補完スキル2:成長をうながすリフレクション支援

著者は日本における経験学習研究の第一人者で、OJTにも精通している。上司のみならず先輩社員にも役立つ一冊だ。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478108918.html

フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略

(著者:石川善樹/出版社:NewsPicksパブリッシング)

イノベーティブな結果を出すための仕事術と、よりよく生きるためのライフハックは、人生の限られた時間の中で共存しなければいけない──。

人生100年時代が到来し、75歳頃まで一生懸命に働くだろう私たちに、いま必要な「戦略」はなんなのか。それは自由の中に規律をもたらす時間戦略である。

限られた時間の中で、Doing(する)とBeing(ある)のバランスをとるにはどうすればいいのか。本書では、仕事人生における、信頼、生産性、創造性、志、そして真のWell-Being(ウェルビーイング)について、時間戦略を基軸に、40点の図版を用いて明快に解き明かす。予防医学・行動科学・計算創造学・概念工学からビジネス・事業開発まで、縦横無尽に駆け巡り、「自分の仕事は難しい問題を解くことです」と豪語する、謎の学者・石川善樹の集大成。

今日の仕事と、10年先の目標と、100年の人生をつなぐ、未曾有の戦略書。

【書籍情報】https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784910063065

LOONSHOTS クレイジーを最高のイノベーションにする

(著者:サフィ・バーコール/解説:米倉誠一郎/訳者:三木俊哉/出版社:日経BP)

ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指す。斬新な製品を生み出していた組織が、ある時期から突然、活力を失い、逆にそうしたアイデアを潰すようになってしまうことがある。その変化は、組織文化といった曖昧な理由ではなく、科学的かつ論理的に説明がつく。

物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いて、この集団行動の謎をひも解く。水が摂氏ゼロ度になると突然凍るように、組織もある条件を満たすと、活気が失われ、社内政治が幅を効かせるようになる。これは、組織の「相」が別の相に転移したからだ。

本書は、従来とはまったく異なる視点から、科学的に組織活性化の方法を提示する。人事担当者必読の内容になっている。

【書籍情報】https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/P88630/