(1) ALLIANCEアライアンス 人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用
(著者:リード・ホフマン、ベン・カスノーカ、クリス・イェ/監訳:篠田真貴子/訳:倉田幸信/出版社:ダイヤモンド社)
経済が右肩上がりの時代に機能した終身雇用も、変化の激しい時代にはそのほころびがさまざまなところで露呈している。企業は事業環境の変化に追いつけず、社員も自らのキャリア形成が企業の方針に左右されてしまう。一方で、フリーエージェントのような雇用形態では、企業は人に成長のための投資をしなくなる。このような時代に、シリコンバレーで実践されているのが、「アライアンス」という雇用形態だ。
「アライアンス」では、企業と社員が信頼関係をベースにお互いの希望を語り合い、その人にあった仕事を探る。そして期間を決めてその仕事に取り組む。期間が終わったらお互いに次の仕事を相談し、その人が次にやりたい仕事がなければ他社に移る。その場合も、元社員と企業との関係は今後も続くという。激しく変化する時代に対応する、新たな雇用の形を提唱する一冊。
(2) 「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?
(著者:中野円佳/出版社:光文社)
昔に比べれば、産休・育休や育児支援の制度が整ったかに見える今、それでも総合職に就職した女性の多くが、出産もしくは育休後の復帰を経て、会社を辞めている。男性と肩を並べて受験や就職活動にも勝ち抜き、出産後の就業継続の意欲もあった女性たちでさえ、そのような選択に至るのはなぜなのか。また会社に残ったとしても、意欲が低下したように捉えられてしまうのはなぜなのか。
本書では、実質的に制度が整った2000年代に総合職として入社し、その後出産をした15人の女性(=「育休世代」と呼ぶ)に綿密なインタビューを実施。それぞれの環境やライフヒストリーの分析と、選択結果との関連を見ていく中で、予測外の展開にさまざまな思いを抱えて悩む女性たちの姿と、そう至らしめた社会の構造を明らかにする。安倍政権が「2020年までに女性の管理職を30%にする」という目標を掲げてから企業にとって女性活躍推進は大きな課題となっている中、企業の人事担当者にとっては必読の一冊と言えるだろう。
【掲載URL】http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038168
(3) がんばると迷惑な人
(著者:太田 肇/出版社:新潮社)
日本人は勤勉で労働時間も長い。それにもかかわらず生産性は、欧米に大きく水をあけられている。1990年代を転機に、ただがんばるだけでは報われない時代になったという。
これまで日本の職場では、当たり前のように求められてきた「がんばり」。しかし、“努力は必ず実を結ぶ”は幻想であり、「がんばり」こそが、日本の組織と個人を疲弊させ、国際競争力低下の元凶になっていると、本書では喝破する。では、なぜがんばると迷惑になってしまうのか。がんばることの実害やその代わりに必要なものとは一体何か。確実に成果を上げる「合理的手抜き」とはどのようなものなのか――。
やる気を育む人事表彰制度、ムダを省く技術、野心を業績に変える思考法、部下の承認欲求に応える管理術、自営業集団としてのチーム運営など、“残念な働き方”にならないための画期的提言が詰まった、ビジネスパーソン必読の一冊。
(4) 企業内学習入門 戦略なき人材育成を超えて
(著者:シュロモ・ベンハー/訳者:高津尚志/出版社:英治出版)
業績向上につながる学習環境の創造をめざす、あらゆる学習リーダーにとっての必読書。
世界レベルの「学習する組織」を作り上げるためにどんな手段や選択が必要なのかを解き明かしている。
ナイキCLO(最高学習責任者) アンドリュー・キルショー
人材開発の重要性がますます叫ばれていながら、 自社のラーニング部門の実績に満足しているビジネスリーダーはわずか20%程度。大半の企業では、確たる成果が見られないまま、従来型の研修プログラムが続けられているのではないか。いま必要なのは、人材開発の目的を根本から問い直し、自社の戦略と整合した企業内学習の形を見出すことだ。知識の獲得だけでなく行動の変容を、個人の能力向上だけでなく組織の業績向上をもたらす企業内学習(コーポレート・ラーニング)の要諦を、世界トップクラスのビジネススクールIMDの教授が解説。
(5) 研修設計マニュアル 人材育成のためのインストラクショナルデザイン
(著者:鈴木克明/出版社:北大路書房)
研修の目的とは「教えること」ではない。それは学習者が「自ら学ぶ」ことを手助けし、学習者に「変化」が起こることだ。成果につながる行動ができる人材育成のみならず、仕事の現場に「学習する文化」を拡げることをも指向する。次世代の人材開発がめざす地平は、ここにある。
中原 淳 氏(東京大学准教授)
効果的で、効率的で、魅力的な研修とは?「教えない」研修とは? 目標達成のための「最終手段」と研修を位置づけ、学んだことがわからないままに終わってしまう事態からの脱皮を図る。何をどう教える(学ぶ)かだけでなく、なぜ教える(学ぶ)必要があるのかを徹底的に問い,業務直結型で組織に貢献できる研修設計をめざす。
事例や書き込み式の練習問題も多数掲載。実践的な書籍として、企業の研修担当者必見の一冊。
【掲載URL】http://www.amazon.co.jp/%E7%A0%94%E4%BF%AE%E8%A8%A...
(6) クリエイティブ人事 個人を伸ばす、チームを活かす
(著者:曽山哲人、金井壽宏/出版社:光文社)
金井:本質的な質問になりますが、曽山さんが考える「人事」とは何ですか。
曽山:人の才能を活かして会社の業績を上げる仕事だと思います。(中略)社員の才能を本人がびっくりするぐらい開花させて、「自分はこんなことができるんだ」と思ってもらえたら、人事の勝ちだと思ってます。(本文より)
変革の推進者にならなくてはならない人事が、変化を最も嫌う部署になっているケースは多い。しかし、人事のパフォーマンスが変われば、会社の業績は変わる――。社員の心を打つ数々の人事施策を打ち出し、会社の急成長を支えてきたサイバーエージェントの執行役員人材開発本部長・曽山哲人氏が、組織行動研究の第一人者である神戸大学大学院教授・金井壽宏氏との対談も交え、「人事のクリエイティビティ」を問う。
人事がよりクリエイティブな部門に生まれ変わるためにはどうすればいいのか――。曽山氏が実践してきたノウハウやアイデアが満載の一冊。
【掲載URL】http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038076
(7) これだけは知っておきたい 働き方の教科書
(著者:安藤至大/出版社:筑摩書房)
私たちはなぜこんな働き方をしているのか、いつまでこんな働き方を続けるのか。本書では、労働経済学の見地から、働くことにまつわる根本的な疑問を解き明かしていく。日本型雇用のゆくえ、ブラック企業の根幹、これから失われる仕事の見抜き方……。働くことの基本を知り、いま起きていることを理解し、未来を考えるために必要なことを、具体的な事例に沿って解説する。
いま働き方の仕組みはどうなっているのか? これからどのように変わり、どう備えるべきなのか? これらの疑問を解決するために、著者の安藤氏が経済学的な側面から平易に解説。「雇用」「労働」に関する、優れた入門書となっている。激変する社会で働くビジネスマンにとって、必読の一冊と言えるだろう。
(8) ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」
(著者:川村 隆/出版社:KADOKAWA)
「どん底」から「過去最高益」、そして「世界」へ――。日立グループの復活を支えたのは、一人ひとりが持つ「最終責任者=ラストマン」の覚悟だった。
決断、実行、撤退……。「自分の後ろにはもう誰もいない」と言う考えのもと、一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持てば、より楽しく、成果を出すことができる。“日立・復活”の具体的な手法に踏み込みながら、、その立役者である元日立グループ会長・川村隆氏が、若手から経営者まで、すべてのビジネスマンに熱いメッセージを贈る。
仕事にはどのように向き合うべきなのか、プロのビジネスマンに求められるものとは何か、いかにリーダーシップを発揮すればいいのかを考える上で、全てのビジネスマン必読の一冊となっている。
(9) 人事よ、ススメ!
先進的な企業の「学び」を描く「ラーニングイノベーション論」の12講
(編著:中原淳/出版社:碩学舎)
人材開発の未来像がここにある。
一橋大学大学院 商学研究科 教授 守島基博
これからの人事はどこへ「ススム」のか。
学びのイノベーションへ、ようこそ!
神戸大学大学院 経営学研究科 教授 金井壽宏
編著者の東京大学・中原淳氏が慶應丸の内シティキャンパスで主任講師をつとめる、「ラーニングイノベーション論」の講義の様子を収録した書籍。同講座は、企業の人事・人材開発担当者を対象として、「人材開発の基礎理論・知識・事例」を学ぶとともに、最後には自社の「人材開発のあり方」を改善する提案を行う。また、毎回それぞれの領域で活躍する研究者、実務家が登壇し、最先端の講義や実習も提供されている。
本書では、その講義の様子が紙上に再現されており、臨場感のある雰囲気を体感しながら、人材開発の方法や、これからの人事のあり方を学ぶことができる。人事・人材開発担当者はもちろん、自分のキャリア開発を考える人々にとっても学びのある一冊である。
(10) ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
(著者:ピーター・ティール 、ブレイク・マスターズ /序文:瀧本哲史 /訳: 関美和 /出版社:NHK出版 )
ユーチューブやテスラ・モーターズといった成功企業を次々に立ち上げるシリコンバレーの起業家集団「ペイパル・マフィア」。その中心人物であり、伝説の起業家・投資家とも言われるピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った起業講義をまとめた一冊。
新しい何かを作るより、在るものをコピーする方が簡単だ。
おなじみのやり方を繰り返せば、見慣れたものが増える、つまり1がnになる。
だけど、僕たちが新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。
人間は天から与えられた分厚いカタログの中から、何を作るかを選ぶわけではない。むしろ、僕たちは新たなテクノロジーを生み出すことで、世界の姿を描き直す。それは幼稚園で学ぶような当たり前のことなのに、過去の成果をコピーするばかりの世の中で、すっかり忘れられている。本書は、新しい何かを創造する企業をどう立ち上げるかについて書かれた本だ。
【掲載URL】https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00816582014
(11) 全員経営 自律分散イノベーション企業 成功の本質
(著者:野中郁次郎、勝見明/出版社:日本経済新聞出版社)
混乱や困難に直面すると、全員の力で乗り越えようとするDNAが日本人には埋め込まれている――リーマンショック、東日本大震災を経て、そのDNAを呼び覚まし、全員経営や衆知経営のあり方を取り戻して、弱体化した組織能力を高めていくときが今きている。 日本各地で取材を重ねた著者らが、全員経営に向けた組織のあり方、マネジメントの仕方、仕事への取り組み方について、具体的な事例を通して重要ポイントを指摘。
個人の経験主義から全員が仕組みで動く風土に変革し復活した無印良品、社員の管理を極力排除し内面的動機付けで高収益を上げ続ける未来工業……「全員経営」で成功を遂げた企業の組織形態や人材育成法を、ドキュメンタリー形式の「物語編」と、経営講義形式の「解釈編」で詳細に解き明かす。
企業改革を担う経営幹部層はもちろん、ミドルマネージャー層とその予備軍にぜひ読んでもらいたい一冊。
【掲載URL】http://www.nikkeibook.com/book_detail/31984/
(12) 戦略の実行とミドルのマネジメント
(著者:坂本 雅明/出版社:同文舘出版)
データから発見した「ミドルマネジャーの妙」
成功したマネジャーの経験談が蔓延る業界に、波紋をもたらす「地道な研究」
〔中原 淳氏/東京大学 大学総合教育センター 准教授〕
中間管理職への「シンプルで力強い提言」
「方向づけて」「力を引き出す」マネジメント。戦略実行のカギがここにある。
〔松尾 睦氏/北海道大学 大学院経済学研究科 教授〕
戦略を成果につなげるために、現場メンバーをあずかるミドルマネジャーは何をすべきなのか。本書は、4年にわたる6種類の定量・定性調査をもとに、ミドルマネジャーが優先的に取り組むべき課題を読み解いている。経験主体の書籍が多いこの分野で、客観的データからの解明を試みる異質な存在である。著者も述べている通り目新しさは弱いものの、その説得力は強い。「自己診断票」で自己のマネジメントを振り返りながら読めるのも、本書の特徴である。成果に悩むミドルマネジャー必読の一冊。
(13) タレントマネジメント概論
人と組織を活性化させる人材マネジメント施策
(著者:大野順也/出版社:ダイヤモンド社)
本書では、人事戦略における「タレントマネジメント」の概念と、その人材の“能力(タレント性)”に着眼した(起点を置いた)人材のマネジメント手法を解説する。
これまでの人材マネジメントは、経営者や管理職の観点から、“直近”の仕事や“発生している問題・課題”を解決するために、人材を育成することや学習機会を提供することが推奨されてきた。しかし、終身雇用・年功序列の日本式人材雇用が薄れた現在、企業は、いかに個々の人材の能力を「発掘」し、社内「共有」し、事業推進のために「配置」していくかがカギとなる。組織が勝ち残るために必要なのは、全ての従業員のタレントに目を向けることなのだ。
日本ではまだなじみの薄い「タレントマネジメント」の意義を解き、その実践における運用方法を指南する一冊。
(14) チームの力――構造構成主義による”新”組織論
(著者:西條剛央/出版社:筑摩書房)
一人の人間にできることは限られている。でも、チームを作れば“巨人”にもなれる。チーム作りとは、希望を作ることでもあるのだ。
東日本大震災が起きた際に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトに育て上げ著者が、独自のメタ理論「構造構成主義」をベースに説く、チームのための新しい組織論。チーム作り、リーダーシップ論、戦略の立て方、モチベーションを引き出す極意、トラブル解消法など、チームの力を最大限に伸ばす原理と方法を明らかにする。
これからの組織のあり方と、そのために何をすればいいのかを具体に沿って学ぶことができる実践的組織論として、人事担当者にも大いに参考になる一冊。
(15) 問いかける技術 確かな人間関係と優れた組織をつくる
(著者:エドガー・H・シャイン/訳者:原賀真紀子/監訳:金井壽宏/出版社:英治出版)
『謙虚に問いかける』は、相手の警戒心を解くことができる手法、自分では答えを見出せないことについて質問する技術であり、その人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築いていくための流儀である(本文より)
人間関係のカギは、「話す」ことより「問いかける」こと。思いが伝わらないとき、対立したとき、仕事をお願いしたいとき、相手が落ち込んでいるとき……日常のあらゆる場面で、ささやかな一言で空気を変え、視点を変え、関係を変える「問いかけ」の技法を、組織心理学の第一人者がやさしく語る。
マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授で、ベストセラー『人を助けるとはどういうことか』の著者、エドガー・H・シャイン待望の新著。社会心理学と組織心理学の分野での50年にわたる研究を凝縮した一冊だ。
(16) トヨタ 仕事の基本大全
(著者:(株)OJTソリューションズ/出版社:KADOKAWA)
トヨタで求められるのは、仕事の問題点を見つけ、改善し、日々進歩すること。つまり、従業員一人ひとりが、自分の頭で考え、やりがいをもって仕事をすることである。だからトヨタの現場は強い。そしてトヨタには、誰もがそれを実現できるメソッドがある。5S、改善、問題解決の8ステップ、成果を定着させる手法……。これらこそが、トヨタの「仕事の基本」である。
トヨタはこれまで 独自のメソッドを作り出し、その独自の社員教育を行うことで企業の強みの源泉としてきた。また、その教え方も「巧遅より拙速」「エースは放出しろ」「6割いいと思ったらやれ」「横展しろ」といった、わかりやすい「現場の言葉」で育てている。新入社員からリーダー研修まで「ビジネスマンが一生使える本」と言える。
(17) 日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?
(著者:ロッシェル・カップ /出版社:クロスメディア・パブリッシング)
人材マネジメントの世界で、社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する、「エンゲージメント」という言葉が注目されている。エンゲージメントについて、世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、驚くべきことに調査を実施した主要 28ヵ国の中で、日本は最下位だった。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、アメリカや世界の企業社員の仕事観について、また、社員のエンゲージメントを高める方法を述べていき、日本企業の活性化を目指す。
日本企業の人材マネジメントに関する問題点を取り上げ、さまざな事例を基にその解決策を導いていく本書。人事担当者はもちろん、これからの企業を担うビジネスマンにとっても、大いに参考になる一冊と言えるだろう。
(18) 入門 組織開発 活き活きと働ける職場をつくる
(著者:中村和彦/出版社:光文社)
近年、企業人事において「組織開発」が注目を集めているが、それが何なのか、自分の言葉で説明できる人事担当者は少ないのが実情だ。
組織開発とは、戦略や制度といった組織のハードな側面だけでなく、人や関係性といったソフトな側面に働きかけ、変革するアプローチを指す。アメリカで1950年代終盤に生まれ、欧米を中心に発展してきたが、日本では1960年代に導入されたものの、組織開発の全体像は理解されているとは言い難く、学ぶための機会も少ない。
本書では、いま、組織開発が必要とされる理由、特徴と歴史、理論と手法などを具体的な事例を交えて紹介。なぜ、組織の人間的側面のマネジメントは重要な経営課題となるのか――。組織開発の全体像を学ぶことができる、優れた入門書と言えるだろう。
【掲載URL】http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038588
(19) How Google Works 私たちの働き方とマネジメント
(著者:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル/訳:土方奈美、出版社:日本経済新聞出版社)
グーグル現会長で前CEOのエリック・シュミットと、前プロダクト担当シニア・バイスプレジデントのジョナサン・ローゼンバーグは、グーグルに入社してすぐに悟った。グーグルで成功するには、ビジネスとマネジメントの方法をすべて学び直さなければならない、と。本書では、著者二人がグーグルの成長に貢献しながら学んだ「教訓」を豊富な事例とともに語る。
テクノロジーの進歩は消費者と企業のパワーバランスを激変させた。この環境下では、多面的な能力を持つ新種の従業員―スマート・クリエイティブ―を惹きつけ、魅力的で優れたプロダクトを送り出す企業だけが生き残れる。戦略、企業文化、人材、意思決定、イノベーション、コミュニケーション、破壊的な変化への対応といったマネジメントの重要トピックを網羅。
グーグルで語られる新しい経営の「格言」やグーグル社内の秘話を、驚異的なスピードで発展した社史とともに初めて明かした一冊。
【掲載URL】http://www.nikkeibook.com/book_detail/31955/
(20) ヤフーとその仲間たちのすごい研修 リーダーをつくれ!
前代未聞の31人の冒険
(著者:篠原 匡 /出版社:日経BP社)
ヤフー、インテリジェンス、日本郵便、アサヒビール、電通北海道、美瑛町役場――。それぞれの組織の精鋭31人が、ある日、北海道・美瑛に集められた。
「この地域の抱える課題を解決するプロジェクトを提案せよ」。突如下ったミッションに、精鋭たちは混成チームで挑む。期限はわずか半年。背景も年齢も共通言語も異なるメンバーが、六つのグループに分かれて智恵を絞る。研修の最中には、空中分解しかけるチームもあれば、高い結束力で課題に挑むチームもあった。個性豊かなメンバーたちは、どのようにのゴールへ向かっていったのか。
本書は、2014年5~10月に北海道・美瑛町で繰り広げられた、前代未聞のリーダー育成研修を追った一冊。誰もがリーダーになりたがらない時代に、どのようにして未来のリーダーを育てるのか。導き出した答えが、この前代未聞の「すごい研修」だった。笑いあり、涙ありのドタバタ劇を通して、31人はガチンコで魂をぶつけ合い、成長を遂げる。
【掲載URL】http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/237930.html