株式会社ボディチューン・パートナーズ 代表取締役社長
阿部 George 雅行氏
「BQ(身体知能)」とは、IQ(知能指数)、EQ(感情知能)に続く、ビジネスの成功や人生を豊かにするために必要な第3の知能指数とも言うべき指標です。BQを意識したリーダーシップの実践は、リーダー自身のパフォーマンス向上はもちろん、チームを生産性向上へと導きます。本ワークショップでは、BQのコンピテンシーのご紹介と、ご自身のBQを見える化するワークを体験していただきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
世の中の製品・サービスが、時代のニーズや人間の欲求の変化に呼応して移り変わるように、ビジネスの世界において管理職に求められるリーダーシップも変化してきました。
当社では、VUCAと表される令和時代、これから必要とされる新たなリーダーシップとして「BQ(身体知能)リーダーシップ」のフレームワークを提案しています。「BQ」とは、Body Intelligence Quotientの略で、「身体の知能指数」を表しています。IQ(知能指数)、EQ(感情知能)に続く、ビジネスの成功や人生を豊かにするために必要な第3の知能指数とも言うべき能力が「BQ」です。「働き方改革、健康経営のビジョン浸透につまづき、成果に結びつかない」「ビジネススキルのインプット偏重の社員教育に行き詰まりを感じている」「管理職、リーダー層が、リーダーシップの発揮に迷いがある」等の課題への一つの解としてご提案しています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は、2005年の創業以来、「ビジネスパーソンの健康こそ、企業の持続可能性の根幹である」という理念のもと、さまざまな企業の人財育成に携わってまいりました。そこで我々が気づいたのは、組織を導くリーダーは、高いビジネススキルを持ち、周囲の模範となる人物であると同時に、健康がパフォーマンスに及ぼす影響を正しく理解し、健康を整える能力、すなわち高いBQを兼ね備えているという事実です。
日本のビジネスパーソンは、業務時間中は常時「オン」であり続け、優先順位の高い仕事に向けて常に集中し、業務時間内の作業効率を向上させ、加えてゼロベース思考で新たな企画を作り上げ、クリエイティブなひらめきを生み出すことを期待されています。新しい思考法をインプットし、ビジネスのフレームワークを活用するだけでは到底こなせない状況下にあるといえるでしょう。そこで求められるが、仕事の土台、自身の土台としての身体に関して持ち合わせるべきコアな能力、知能であるBQです。
今、従来個人の問題と考えられていた健康管理を、個人任せにせず組織の責任において組織的に管理していこうというパラダイムシフトが進んでいます。組織のリーダーが持つべきコアスキルは、自分自身はもとより、部下や同僚、配属されたばかりの新入社員など、配下のメンバーの仕事の能力を最大限引き出すBQリーダーシップなのです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本ワークショップでは、BQの要素(コンピテンシー)をご紹介するだけでなく、参加される皆さまご自身のBQを見える化するワークをご用意しております。健康経営、働き方改革の実施有無に関わらず、お気軽にご参加ください。生産性の高い人財を育成するために、具体的にROAやROEをあげていくような明確な目標を設定し、それを達成するための仕組みづくりに当社のプログラムを役立てていただければ幸いです。
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