有限会社グローイング 代表取締役/管理職教育用Web適性検査「パワハラ振り返りシート」共同開発者
平井 俊宏氏
「パワハラ防止法施行に向けて、何から取り組むべき?」「研修は実施したが、管理職はまだ十分に自分事としてパワハラを捉えていない」「管理職だけでなく一般社員にも効果的に予防意識やチーム意識を醸成したい」という企業さまに、法律/管理職5000人の全体傾向/導入事例と共に、考え方や管理職教育用Web適性検査、パワハラ振り返りシートを使った研修アプローチを具体的にお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
弊社へのご相談が多いお悩みごとのTOP3。一つ目は「管理職層にパワハラ予防意識を醸成したい」。二つ目は「パワハラ行為者(もしくは疑いのある管理職)へのアプローチに悩む」。三つ目は「行為者の軌道修正のためにどのようにフォローアップすべきか悩んでいる」。弊社のセミナーに参加された方のアンケートでは「パワハラ予防の視点が今までになく役立つ」「管理職への働きかけ方が新しい」という感想をよくいただきます。どんな切り口で適性検査を活用し、どの項目を測定し、管理職にどのようにフィードバックを行っているのかという話は、弊社サービスを導入「する」「しない」にかかわらず、パワハラ予防意識を社内で醸成したい人事部門の方のヒントになると考えています。また弊社では「自分理解研修」という2時間研修を提供し、お客さまに「効果的であった」と評価をいただいています。なぜ効果を生めるのか?背景にあるロジック、秘訣についてもお話しします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
弊社では「これまでパワハラ予防や対策には取り組んで来たが、個々の管理職に十分響く内容とまでは行かなかった。しかし、適性検査と自分理解研修は効果的だった。」という多くのお客さまのお話をお聞きしています。今回の講演では、弊社の研修アプローチや背景にあるロジック、導入事例について具体的にお話ししていきます。弊社が提供する適性検査にはパワハラを想起させる質問がありません。ですので、「マネジメント力強化」の文脈でも検査や研修をご活用いただくケースも多々あります。「パワハラ予防」を管理職の「マネジメントセンスの強化」につなげます。また、これまで受検された約5,000名(約60社:内上場/上場関連24社)の管理職の全体傾向、パワハラ行為・疑い行為を起こす管理職の方の特性と共に、それらの傾向・特性に応じたパワハラ予防・社員教育の視点を共有します。また導入事例では、海外赴任者へのパワハラ予防施策として導入されたケース、360度評価と並行して導入されたケース、社内講師を育成されて弊社の研修コンテンツを全社展開されているケース、パワハラ行為者への個別のフィードバックで活用されたケースなどを、より具体的にご紹介します。また弊社の研修に参加された管理職の方のアンケート結果についてもお客様(金融)の許可を得てご紹介いたします。サービスの導入何如を問わず、パワハラ予防に向き合う視点、考え方、アプローチのお役に立てると考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「パワーハラスメントはグレーだよね」「線引きは難しいよね」と職場でそれ以上の議論はされない風潮もあるかと思います(勿論、人事部門では異なると思いますが)。弊社では現場でも積極的に考え、議論することお勧めしています。理由としては二つ。一つは管理職自身が自分の中にある行動リスクを知ってコントロールすることが、マネジメント力強化につながると考えるから。もう一つはパワーハラスメントを議論することは、会社が大事にしている(もしくはすべき)「価値観」や「仕事への向き合い方」を確認し、部下に伝えることで、組織風土作りの良い契機にもなると考えるからです。私たちのアプローチが皆さまのお役に立てれば幸いです。
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