株式会社インターネットインフィニティー 介護コンシェルジュ
吉井 しのぶ氏
仕事と“介護”の両立に関しては、まだ社会的に理解が浅く、“育児”と異なり職場内で共感されにくいという現状があります。本講演では、自社で「仕事と介護の両立支援」を考える際に、働きながら介護する上での問題点や、従業員が仕事と介護を両立できるよう企業としてどのような働きかけが必要かを、取り組み企業の事例をもとに、両立支援のポイントをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
近年、働き方改革の一環として「仕事」と「育児・介護」の両立支援が注目されています。
「育児」については社会的な理解も深まり多くの企業で対策も進んでいますが、「介護」についてはまだまだ理解が浅く、対策が後回しとなっている現状が見受けられます。
対策が後回しになる理由としてよく耳にするのが、「従業員からの介護相談はまだ少ないため、ニーズが増えてきたら検討したい……」といった意見です。しかし、介護の問題は複雑で表面化しにくいという特徴があり、企業からの働きかけがなければ従業員もなかなか相談しづらいという課題があります。
本講演では、従業員の抱える介護の問題に対し、企業としてどのような対策・支援が必要なのか、介護の特徴や他社の取り組み事例をもとに解説いたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
介護は育児と異なり、ある日突然始まるという特徴もあります。
しかし、いざ介護のために休みが必要になった時、あなたの職場は協力・サポートできる体制になっているでしょうか?
介護に対して職場の理解がなければ、当事者は介護の負担を一人で抱え込んでしまい、「介護離職」を選択してしまうかもしれません。
本講演では、育児との比較でみる介護の特徴や、仕事と介護の両立支援に力を入れる企業の取り組み事例を紹介し、仕事と介護が両立できる職場にするため企業として何をすべきか、今後の取組みの参考にしていただきたいポイントを解説いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
従業員が仕事と介護を両立するためには、各人が介護に対して「事前の準備」をしっかり整えておき、いざ介護が始まった時も周囲が「介護に協力的」であることが重要となります。
そのためには、企業として従業員へどのような働きかけが必要か、本講演を通してみなさまの今後の仕事と介護の両立支援への取り組みに役立てていただければ幸いです。
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