WisH株式会社 ダイバーシティ シニアコンサルタント
生井 さおり氏
コニカミノルタ株式会社が行う、ダイバーシティ&インクルージョンの推進事例をご紹介します。社長自らが推進リーダーとなり、施策スタートから3年目を迎えたコニカミノルタが得た成果や社内・社員の変化をお話しさせていただきます。また、「違いを力に!推進室」のマネージャーをお招きして「ちがいを力に変えていく」ポイントや見えてきた次なる課題や挑戦をご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
これからダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを始める企業の担当者さま、推進活動をしているけれど成果がでていないと感じられる担当者さま、もっと推進を加速したいけれど何をしたらいいかわからず情報収集をしている担当者さまなどに、是非お越しいただきたいと考えております。
今回、コニカミノルタ株式会社が取り組まれているリアルな事例をもとに、取り組みにおいて重要なポイント、効果がでる設計の仕方、実際に携わる担当者の思いや大変さ、次にどのような展開をイメージしているかなど、さまざまな観点からご紹介をさせていただきます。今後の自社施策の検討に参考となる情報をお持ち帰りいただけます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は、コニカミノルタ株式会社において、個々の違いを認め、多様性が混じり合い、刺激し合うことで、新しいアイデアが次々に生まれる組織風土をつくり、創造性とイノベーションが創出される組織を実現すべく三つのステップを設け、3年間かけて活動を行っています。
計画のスタート時は、上位層のDiversity(多様性) and Inclusion(一体性) の本質理解と2016年度から強化している女性社員のさらなる活躍推進に注力しました。
まずは役員、管理職、女性社員にワークショップを展開。職場での実践期間を一定期間設け、上司・部下に「EQ開発」を取り入れた二人三脚の能力・キャリア開発を行い、仲間同士が相互支援し合う関係を醸成するなど、多様な仕掛けを取り入れています。ダイバーシティ推進室(現:違いを力に!推進室)と、当社の講師陣が一丸となって、「違いを力にする」ために、さまざまなチャレンジを行っています。
ワークショップ参加者からの「参加してよかった」という声、現場での変容につながっている実感からも、是非この取り組みを多くの皆さまにご紹介させていただきたいと思いました。
今回、違いを力に!推進室のマネジャーをお招きし、取り組みをお話いただくとともに、ここだから聞けるリアルなお話を皆さんに届けたいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ダイバーシティ推進は、こうやったら必ず成功するという明確な正解はありません、各社異なる組織の状況があり、方法も取り組み期間もさまざまです。一度施策を実施したからといってすぐに浸透するものでもなく、継続的に考えなくてはいけないテーマであることに違いはありません。ダイバーシティ推進以外に働き方改革なども加わり、現場の理解を得るにも相当なるパワーがかかります。
しかしながら、着実に取り組んだ先に得られる成果は必ずあります。推進担当の皆さまにも悩みがたくさんあるかもしれませんが、参考になる情報をお持ち帰りいただけるような講演ができればと思っています。
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