株式会社パーソル総合研究所 執行役員 ラーニング事業本部 本部長
髙橋 豊氏
パーソル総合研究所が行った調査によると、2030年までに644万人の働き手が不足します。本講演では、この問題に対して人財育成の観点から解決策を考えていきます。特にOJTの機能不全が問題となり、日本企業の職場の人財育成力が落ちている現代において、11年後の2030年までに人手不足問題を解決するための人財育成の成功の鍵となるプロ管理職養成についてお話しいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
今回の講演は、以下の課題をお持ちの方向けの内容となります。
・管理職研修を定期的に実施しているが、単発的で効果を感じられていない
・プレイングマネジャーばかりになってしまい、ピープルマネジメントができない管理職ばかりになってしまった
・元気のない職場が多くなり、組織の生産性が低下している
・モチベーションが低く、成長実感もない社員が多くなってしまっている
・経済環境や社員意識の大きな変化に人材育成制度が追いついていない
この講演の中では、課題を解決する“場”は、職場であることを提案いたします。
そして、その職場の中で“場”をつくり、その場の中で人材を人財に育成していくプロ管理職の養成方法をわかりやすくご説明いたします。
管理職の育成や管理職のマネジメントスキルやリーダーシップ育成にお悩みをお持ち方にご満足いただける内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
新技術によって経済環境が激変し、日本的雇用慣行が変化してきている現在。多様な価値観を持った人財が職場に集うようになりました。
結果として、以前のような単一の価値観へ塗りつぶしていく管理スタイルから、多様な価値観を認めたうえでリーダーシップを発揮し、社員をマネジメントしていくことが求められるようになりました。そのような環境の中で、管理職はビジネス発展と組織能力向上、人財育成を同時に実施して、それぞれの目標を達成していくことが求められています。私達は、そのようなことができる管理職を『プロ管理職』として定義しました。
プロの管理職とは、「どのように行動するべきか、なぜその行動が必要なのか」を明確にしてご提案します。
さらにその養成方法に関しても、脳科学や心理学、効果的な学習方法などの知見を活かした仕組みとして構築いたしました。
プロ経営者を育てる前にその予備軍であるプロ管理職を育てて、2030年の人手不足時代を人財育成の観点で乗り切れるようしていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私達は、2030年に向けてビジョンをもって、準備を始めているのだろうか?
もしかすると変化から目を背けて、見たいものだけを見て、前例踏襲で人財育成をしていないだろうか?
まだ、間に合います。10年先を見据えたプロ管理職養成を含めて競争に打ち勝ち、人手不足も乗り切れる人財育成を一緒に検討しませんか?
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