株式会社日立ソリューションズ スマートライフソリューション事業部 主管技師長 人事総務本部 本部員
伊藤 直子氏
日立ソリューションズでは、2016年から全社運動として働き方改革に取り組み、次々と新しい施策を実践しています。とはいえ、施策実行においては一筋縄ではいかず試行錯誤を繰り返しています。本講演では、これまでの施策を振り返り、その内容や推進方法について、成功・失敗事例をご紹介します。また、エンゲージメント向上を目的に取り組んでいる人財分析について、途中経過を共有します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
自社で働き方改革を進めなければならないが、どこから手をつければよいのかわからない、または、施策を立てて進めているがうまく進まない、などの悩みをもつ人事・働き方改革推進担当の方に、ヒントをご提示できると思います。働き方改革の取り組みや推進方法について、具体的な事例を知りたい。社内に浸透させるためにどのような手段をとったのか、また、推進するにあたって問題になったことやうまく行かなかった施策について、教えてほしい。というご要望にもお応えします。
また、人財アナリティクスに関心がある方へ、当社で取り組んでいる具体的な事例を、途中経過ではありますが、お伝えしたいと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
政府が「一億総活躍プランにおいて、働き方改革は最大のチャレンジ」と宣言してから3年以上が経過しました。2019年4月には労働基準法も改正され、多くの企業が柔軟な働き方や生産性向上を目指して、さまざまな形で働き方改革に取り組んでいます。当社も例にもれず、多くの施策を立て実践していますが、現場に理解を促し活動を浸透させることはスムーズにいかないことも多く、試行錯誤しながら進めています。このような苦労は、他の企業でも少なからず発生することだと思います。当社の成功・失敗・試行錯誤のプロセスなどを共有することで、各企業での働き方改革の推進において、少しでもヒントになることがあれば、と考えています。
また、当社では人財アナリティクスの取り組みも行っています。年に一度のサーベイの結果をブレークダウンして分析し、社員のエンゲージメント向上には「上長との信頼関係」が強く相関するという結果を導き出しました。「上長との信頼関係」をよくするための施策や、さらにデータを増やしてトライしているアナリティクスの状況についてご紹介します。人財アナリティクスの可能性について考えるきっかけになればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
働き方改革に特効薬はありません。当社の小さな施策の積み重ね、泥臭い試行錯誤が少しでもヒントになれば幸いです。
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