人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2019 -秋-[東京]」 
2019年11月12日(火)・13日(水)・14日(木)・15日(金)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2019-秋-[東京]」トップ講演者インタビュー> 柴田 真一氏(神田外語大学 キャリア教育センター 特任教授)インタビュー

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なぜ英語学習が続かない社員が多いのか? 自主学習意欲維持のコツからAIの活用まで

柴田 真一氏 photo

神田外語大学 キャリア教育センター 特任教授

柴田 真一氏

人事担当者の多くが、自社の英語教育の課題を「自主学習意欲の維持」と捉えています。しかし有用な対策を打てている企業は多くありません。本講演ではNHKラジオ【入門ビジネス英語】でおなじみの柴田真一先生と、この課題の解決方法を「英語学習の目標の置き方」「英語の4技能をバランスよく鍛える方法」「AIを活用した効率的・効果的なトレーニング方法」の3点からお伝えします。(協賛/株式会社コーリジャパン)

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

企業の人事担当に社員の英語教育についてたずねると「自主学習意欲の維持」という課題が浮かび上がってきます。本講演では、この共通課題に対する解決方法を示していきます。
資格試験の義務化や奨励をしても、一定レベルで満足してしまうか、その前に挫折する。英語研修でやる気を出しても、仕事に戻ると忙しいことを理由に後回しになる。英会話学校、スカイプ英会話に補助制度を設けても、ある段階で飽きてしまう。英語が通じない、誤解されたといった体験を通して自信とやる気を失う。社員によって事情はさまざまです。

こうした状況の改善には、まず社員の前向きな取り組み姿勢を引き出す仕掛けが必要です。そして何よりも、多忙な社員に欠かせない学習の効率化を図ること。それには、仕事で使える頻出単語・フレーズに絞った学習、AIがサポートしてくれるソリューションの活用が効果的です。講演では、これらの具体的な方法について紹介します。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

英語学習を長続きさせるには、前向きに取り組む姿勢を維持し、限られた時間で効率的なトレーニングを行っていくことが不可欠です。本講演では、1)英語学習の目標の置き方、2)英語の4技能をバランスよく鍛える方法、3)AIを活用した効率的・効果的なトレーニング方法、の3点を取り上げたいと思います。

まず、英語学習の目標の置き方ですが、職種や個人によって求められる英語の中身は異なるはずです。何のために英語を学ぶのか、学ぶことによるインセンティブは何か、という原点に帰って考えてみたいと思います。目標とキャリアをどう絡めていくかも重要なポイントでしょう。
次に、英語の4技能をバランスよく鍛える方法です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能は、本来バラバラに学ぶべきものではありません。どうリンクさせると効果的なのか、実際の研修事例などをもとにひも解いていきます。その中で、リーディングの果たす役割についても考えてみたいと思います。

最後は、限られた時間でトレーニングの生産性をどう上げていくかという点です。生産性が高く、「上達した」という実感が湧くほど、取り組み姿勢にプラスに働きます。頻出単語・フレーズに絞った学習、AIがサポートしてくれるソリューションをどう活用するのが効果的なのか、具体例を見ていきます。
講演では、こうしたポイントに着目して聞いていただけるとうれしいです。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

もし皆さんや社員の方々が、英語に時間とおカネを費やしている割には上達しないと感じているとしたら残念ですね。
費用対効果を上げるには、ちょっとした発想の転換とトレーニング方法の見直しが必要です。外国語は音楽と似ています。音楽は耳で聴き、楽譜を読み、演奏や歌で曲を表現します。そのトレーニング方法は、しっかりとしたメソッドに基づいています。英語も同様です。耳、口、目、声などを総動員して体で感じ、書く・話すといった表現力を付けていきます。トレーニング方法も科学的な根拠があるものが望ましいのです。
講演では、皆さんと思いをシェアし、少しでもお役に立てる話ができればうれしく思います。

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講演者プロフィール
柴田 真一氏(しばた しんいち)
神田外語大学 キャリア教育センター 特任教授
みずほフィナンシャルグループ、目白大学教授・英米語学科長を経て現職。ロンドン大学大学院MBA。専門は国際ビジネスコミュニケーション。欧州20年の海外勤務経験を活かし企業のグローバル人材育成に注力。近著に『英語は50の動詞で一気に上達する』(講談社)、『英文ビジネスeメールの教科書』(NHK出版)等。

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