インパクトジャパン株式会社 代表取締役副社長
戒能 祥哲氏
現状維持志向、コミュニケーション不全、指示待ちの姿勢――。
環境変化の激しい中、個人の意識変容はもちろん、組織は変化への対応力が求められています。
本ワークショップでは、非常に厳しかった事業部の売上げを立て直し、組織の変革を遂げた、ヘンケルジャパンのサロン向けヘアコスメティックスを扱う「シュワルツコフ プロフェッショナル」事業部、事業本部長の後藤氏を迎え、具体的な変革のプロセスをワークを交えお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
本講演は、組織や人の変化を要しているマネジメントの立場にある方や、ご担当の人事の方に向けてお届けします。ただし、講演といっても私が一方的に語るものではなく、ゲストとの対談でお送りします。
ゲストにお迎えするのは、ヘンケルジャパン株式会社の後藤秀夫様です。プロ向けの美容用品を扱うシュワルツコフプロフェッショナル事業本部で、事業本部長を務められています。後藤様がご入社された2017年当時、事業は厳しい状況にありました。そこからのV字回復の軌跡を振り返る中で、組織や人を変えていく際トップは何をどう考え、変えていくのかを読み解きます。
特に焦点を当てるのは、後藤様がご経験から得た変革の持論。観念的な面にとどまらず具体的な面にも迫ります。背景に始まり、どんな手をどんなストーリーに乗せ、どんな順で打ち、どう実を結んだのか。実例を多く挙げ、ご来場の皆さまが多くの手掛かりお持ち帰りになれる内容にします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
本対談でぜひ聞き耳を立てていただきたいポイントは二つです。
まずひとつは、事業継続という観点での難局の乗り切り方を詳らかにする点です。
唐代の名君、李世民の言葉として貞観政要に「創業は易く、守成は難し」とあるように事業継続はただでさえ難しいもの。こと困難な局面、将来的な不安を回避しなければいけない時はなおさらです。
しかし、時代はどんどん加速し続け、我々の悩み苦しみ、逡巡(しゅんじゅん)を待っていてくれはしません。そうした中で、組織を変えつつ、その構成員である人の変化も促していかなければならないことは、至難の技といっても過言ではないのではないでしょうか?
後藤様はどのように変革に臨んだのか。変革の理想の面、生々しい面、地道な面に光を当てられればと考えています。
二つ目は、僭越ではございますが、私の立場の二重性に立脚した問いです。本公演での一つの立場はファシリテーターです。数多くのマネジメントの方々とビジネス課題をテーマに研修プログラムを実施してきました。実は後藤様もそうした弊社のクライアントではあるのですが、改めて後藤様の変革の軌跡をレビューし、わかりやすく紐解いてまいります。もうひとつの立場は、私自身がインパクトジャパンの経営者であることです。経営の立場だからこそ悩むこと、まさに今回の対談タイトルの点から、皆さまの「知りたい」を問いに込めて後藤様に質問してまいります。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
組織や人に変化を促していく。どの組織も取り組まれたことはあるのではないでしょうか?
ただし、思い描いたことと実行中に起きること、そして着地点との乖離(かいり)に悩まれている方は少なくないでしょう。
やはり実際それだけ難しいことですよね。
講演では、実行のプロセスに焦点を当て、変化を描くときの観点、プロセスを組み立て方、着地点までの持っていき方を掘り下げます。
後藤様のお人柄からも、フランクな雰囲気での対談セッションになるでしょう。だからこそ、ご参加にあたりましては、ぜひこれからの不安、現在の案件、今までの経験など具体例を思い浮かべてからご来場いただけますと、より実り多き場となるかと存じます。
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