株式会社日本能率協会マネジメントセンター カスタマーリレーション部 部長
斎木 輝之氏
人生100年時代といわれる今、 目的や状況に応じた「学び直し」が一人ひとりに求められています。しかし、自分に合った「学び方」や「テーマ」を自律的に考え、仕事の成果に繋げるのは容易ではありません。
本講演では、「個の学びに関する意識・実態調査」の結果などを踏まえて、個人、そして企業が適切に「学び」をデザインするための普遍的な考え方や、学びの環境づくりについてご紹介していきます。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
「人生100年時代」「リカレント教育」「パラレルキャリア」などの言葉が多くのメディア等で取り上げられ、労働者自身が将来の生き方や働き方を見つめ直す機会が増えてきました。
また、企業側も労働価値観の多様化に合わせ、時短勤務やテレワーク、兼業・副業などをはじめとする、多様な働き方への柔軟な対応や制度設計にも着手し始めています。
しかし、制度を整え、個人の選択肢が増えたとしても、一人ひとりが「どうありたいか」「そのために何を、どのように学ぶか」を自己決定していく力を高めていけなければ効果はみえてきません。
本セミナーでは「集団/一律的な教育」に加え、「個別/多様な成長支援」をどのように整えていけばよいかをお考えの方に、最新の調査・意識調査などを踏まえながら、大人のラーニングデザインをご紹介できればと思います。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
AIやIOT技術が進む昨今、「手軽に、自分にあったテーマを、隙間時間で学ぶ」など、学び方も多様化しています。
このような環境変化が起こる中、「個人」の学び方も変化をしているのかを探るため、10~60代の合計1,604名を対象に「実践」「成果」「動機づけ」「方法」の切り口で調査を実施しました。その中で、主体的学習者※は「やりたい仕事」「持ち味の発揮」「成果創出」のどれにも好影響を与えることがわかりました。
本セミナーでは、今回の調査結果と、今まで長年にわたって「個の学び」を支援してきた弊社のノウハウをあわせて、企業が行うべき支援のポイントをご紹介してまいります。
※対象者1,604名に対し、「学びは自分の意思でおこなっているか」を6段階で質問。その中で、「とてもあてはまる」「あてはまる」の回答者を主体的学習者と定義。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
多くの人が学ぶ重要性を感じてはいても、実際にはなかなか学ぶ時間をとれていない、もしくは短時間で学んでいるのが現状ではないでしょうか。
また、学び方も「フォーマル(学校等)」「セミフォーマル(短期間のセミナー等)」「インフォーマル(交流会等)」など様々です。
本セミナーでは正解を提示するのではなく、消費者としても社会人としても、個々人の価値観が多様化していく中で、今後求められる企業や個人の「ラーニング」のあり方について、皆さまと一緒に考えていく機会にしたいと思います。
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