株式会社トランストラクチャ 代表取締役 シニアパートナー
森 大哉氏
企業業績は営業、研究開発、製造、物流などさまざまな機能によって成り立ちます。人事の機能はどの企業にあっても最も重要な機能のひとつです。この人事機能を不断に強化していくことで、企業の成長は加速され、利益の創出は安定します。人事機能の継続的強化を実現する具体的プロセスと方法について解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
企業の業績は営業、研究開発、製造、物流などさまざまな機能から成り立っていますが、“人事”というのもその機能のうちのひとつです。なぜなら、人材なくして企業は活動することができないばかりか、企業の業績は人材の発揮するパフォーマンスの影響を大きく受けるからです。
つまり、人事機能というのはどの企業であっても最も重要な成長要素であり、この機能を不断に強化していくことで、企業の成長は加速され、利益の創出は安定するのです。
ここ数年日本企業の人事の状況は大きく変化しようとしています。過去に経験のないほどの大きな変革への挑戦を迫られており、このような厳しい状況においても人事計画を確実に実行することが求められています。人事の問題や課題が多く発生している企業の方、人事制度の見直しを予定されていたり、人事制度を見直したものの、うまく機能していないといった課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
人事の機能を強化していくことで、成長期であれば、さらなる成長の推進力向上につながり、仮に低迷期であったとしても経営業績の安定性向上を図ることができるようになります。人事を強化していくためのポイントは大きく三つあります。
まずは人事機能を大きく二つのフレームでとらえること、それがポートフォリオとパフォーマンスです。この枠組みがキチンと機能していることが基本です。次に、モニタリング。人事のモニタリングというのは感覚的、定性的なものになりやすいものですが、人事の管理レベルを継続的に測定するためには定量的にとらえることが重要です。そして、最後に、そのモニタリングの結果を正しく分析し、向上施策を導きだすのです。今回の公演ではそれぞれのポイントについて、具体的な例を挙げながらご説明したいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本の企業では、経理や財務など、他の経営領域と比べると、人事の領域は、低い管理レベルにとどまっていることが多いというのが現状です。ややもすると主観的な意見をよりどころとした従来の人事管理から、正確で客観的な情報把握に基づき、合理的で構造的な管理へと推し進めることで、企業競争力を高めていくことができると、私たちは考えています。今回の講演を、ぜひ今後の人事施策の計画策定などに活かしていただきたいと考えております。
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