ビジネスコミュニケーショントレーナー
Kelly Kawaguchi氏
誤解や対立が生まれやすいといわれる、異文化チームのコミュニケーション。実はリーダーの関わり方一つで、スムーズなコミュニケーションが実現します。そのカギはメンバーの文化的背景と認知スタイルを理解することにありました。本講演では異文化チーム内の摩擦を減らす効果的な説得方法と具体的な英語表現方法をお伝えします。
※講演は英語ですが配布資料は日本語ですのでどなたでも参加可能。(協賛/リアリーイングリッシュ株式会社)
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
異なる価値観を持ったメンバーと仕事をする中で、誤解や対立が発生した場合、どう対処すればよいのか。どのような文化背景が起因しているのか。
相手にとって効果的なコミュニケーションアプローチは何なのかを判断する必要があります。
私は今まで、数多くの海外赴任前研修を担当してきました。多くの受講者は異文化についてある程度の知識は持っていましたが、その知識を英語で運用できる人はわずかでした。
例えば「部下があるタスクをやると言ったのにやっていない」、「メンバーに依頼したい仕事の重要性が伝わらない」等といった場面で、リーダーとしてどのようなアプローチと表現を使って相手を説得すれば良いのか悩むところです。
本講演では、「異文化知識を英語で運用できる」研修の一部を皆さまにご体験いただきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
本講演の前半は、グローバルチームで仕事する中で、文化の違いが仕事の効率にいかに影響を与えているのかをご紹介します。後半は、異なる価値観を持ったメンバーとスムーズにコミュニケーションが取れる具体的な方法をご紹介します。
私が初めて日本企業に就職した時、まず驚いたのは研修のスタイルでした。仕事の全体の流れについて徹底的にトレーニングを受けたあと、いよいよ営業としての徹底的なトレーニングがあると想定していました。しかし、実際は「見て習え」スタイルでした。具体的な指示があれば、もっと早く仕事が覚えられるのにと思いながら、自分のスタイルを作っていきました。勝手に頭の中に自分のjob descriptionを決め、大きなトラブルが発生しない限り、上司に報告する必要はないと考えていました。
しかし、異なる価値観を持ったメンバーに「見て習え」スタイルは特にわかりにくいものです。人によっては納得するまで行動に移しません。仕事を依頼する際の説得方法は、その人が育った環境と考え方の違いを理解し、相手が納得できる説明を英語で伝えなければなりません。
異文化理解とコミュニケーションスキルをリンクさせた説得術の一部をぜひ、体験してください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
知識があってもアウトプットができなければ意味がありません。今回は英語でのセミナーなので、ぜひ、英語で相手を説得するシチュエーションを実践してみましょう。
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