人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2019 -春-[東京]」 
2019年5月14日(火)・15日(水)・16日(木)・17日(金)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会
[後援]厚生労働省 経済産業省[会場]大手町サンケイプラザ

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2019-春-[東京]」トップ講演者インタビュー> 加藤 直之氏(レジェンダ・コーポレーション株式会社 執行役員 人事・労務支援事業部担当)インタビュー

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なぜアウトソーシングを活かしきれないのか?
人事がコア業務にシフトする秘訣と成功例

加藤 直之氏 photo

レジェンダ・コーポレーション株式会社 執行役員 人事・労務支援事業部担当

加藤 直之氏

人事部の業務は事務処理業務が8割を占め、この削減無くして人事部が目指す戦略人事への転換は難しいものです。
しかし、事務処理業務削減のために導入したシェアードやアウトソーシングで期待された効果を得られる企業は非常に少ないのが実態です。
本講演では、このノンコア業務の削減について、弊社の「第二人事部」構想で導いた事例をもとに、成功の秘訣と手法について解説します。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

ビジネス環境・スピードの変化の速さ、空前の人手不足を受けて、企業が生き残りのために経営資源をノンコア業務からコア業務にシフトし、人事施策を通じて価値発揮することが求められています。

「制度・ルールはマクロ。対応はミクロ」と言われてきた人事労務業務は、人事業務の中でも大きな業務割合を占め、この業務の削減は多くの企業がチャレンジしていますが、求めた成果を出せている企業は多くありません。何年もの間、見直しした方がよさそうだと感じつつも非効率なまま力業で乗り切っている業務や、属人化が進みすぎて他の人では太刀打ちできない業務。人事の現場のリアルな声ではないでしょうか。

本講演では、「経営や従業員とのコミュニケーションを密に、人を活かして勝てる会社になりたい」とお考えの人事の現場リーダーの方向けに、ノンコア業務を切り離しコア業務にシフトするための課題と解決策をお伝えします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

コア業務にシフトする際には、これまで複雑化してきたノンコア業務を見直し、ありたい姿に合わせて制度・ルールを合理化することが不可欠です。もし現状の体制のまま、現行の事務処理業務を回しながら同時に変革も進めるとすれば、大きな困難を伴うでしょう。解決のために、人事の業務改革に明るい人材を新規採用したり社内抜てきできれば良いですが、そうもいかない場合は経営サイドから社外のコンサルティングを頼るよう指示が下りることもあるかもしれません。

一方、アウトソーシングというと、ひと昔前まではコストカットのひとつの手段と思われている感がありましたが、本質は異なります。アウトソーシングを利用するということは、普段からその企業の人事業務を理解したうえで「止めるべきは止め、変えるべきを変える」という業務変革に本気で向き合い、共に解決を並走してくれるパートナーを得る、ということです。つまり、アウトソーサーは、業務変革に必要なナレッジ・システム・リソースを外部から提供することであたかも社外に「第二人事部」が存在するかのような役割を担うのです。

本講演では、業務の8割を占めるといわれるノンコア業務の削減について、弊社が経験した成功事例・失敗事例をまじえながら、成功を握るカギについて導入から運用まで具体的にイメージしていただけるよう解説いたします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

「煩雑なオペレーションから解放され、コア業務にシフトしたい!」という願いは人事パーソンの方なら誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。本講演では、参加された方に、コア業務シフトのための本質的課題をお持ち帰りいただき、すぐにでも人事トップまたは経営との会話を始められることを思い描きながら講演いたします。

「もし、課題を自分ごとのようにとらえ解決策を提示し運用までカバーする「第二人事部」がいたら何をしますか?」「本当に人事で実現したいことは何ですか?」これらの問いを念頭に置いていただき、経営と従業員の双方に寄り添う「両輪人事」の姿を思い描いていただければ幸いです。

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講演者プロフィール
加藤 直之氏(かとう なおゆき)
レジェンダ・コーポレーション株式会社 執行役員 人事・労務支援事業部担当
北海道大学大学院修了後、リクルートにて多くのITサービス立上げに従事。後にベネッセコーポレーションでIT部門を統括、教育サービスのデジタル化をけん引。2015年レジェンダ入社。人事労務アウトソーシング事業の責任者として「第二人事部」構想を掲げ、顧客に寄り添う新しいアウトソーシングの姿を目指す。

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