講演者インタビュー
グローバルリーダーシップ開発の課題と英語ファシリテーション向上
バレオコンマネジメントコンサルティング パートナー、アジアパシフィック代表
太田 信之氏
グローバル化が進む中、各社の選抜研修が抱える課題はなにか。
海外・日系企業の事例とトレンドを紹介します。
また成果を出す仕事力向上のために、どう英語で業務を進めるか、
著作『英語ファシリテーションの技術』に準拠したプログラムも併せてお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
これから必要とされるリーダーを、どうやって見つければいいのでしょうか。また、実際の登用までの期間、どうのように育成していけばいいのでしょうか。そもそも、将来必要とされるリーダー像とは?
グローバル・リーダーシップ開発の目的がわからず、やみくもに英語プログラムを実施し、海外著名人を招聘したり訪問したりして終わり、という企業が多くあります。また、選抜型プログラムとして運営する企業もよく目にします。果たして「役に立って」いるのでしょうか。多くのプログラムは、選抜したことを象徴的に伝え、選ばれた仲間のネットワーク作りと印象に残る話を聞くことに終始していないでしょうか。本講演では、リーダー候補に選ばれた本人と、組織がともにインパクトを出すためのプログラム設計と実例を共有します。
バレオコンのアプローチでは、人と組織が変わることが決定的に重要です。具体的なプロジェクトを通じ、組織の行動変革を促すと同時に、その状況のフィードバックで個々人の成長をも促す。「研修」はアプローチの一部でしかありません。この観点から「役に立つ」グローバルリーダーシップ開発の実際をご紹介します。
併せて、日本では「会議の司会者」「研修講師」と誤解されがちなファシリテーションについて、拙著『英語ファシリテーションの技術』を基にグローバルに通用する成果を出す仕事の進め方としてご紹介します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
バレオコンマネジメントコンサルティングは、全世界で130名程度の小所帯ながら、全コンサルタントが連携して大手グローバル企業(特にライフサイエンス、ファイナンス、リテール)の戦略課題を「実行して成果を上げる」ことまで実践しているコンサルティング・ファームです。
テーマは、拠点の全体的トランスフォーメーションからマーケティング、営業部門でのセールス効果向上、研究開発部門における価値創造と、プロジェクトチームの効果向上まで幅広く取り扱っています。特徴は、価値の源泉を分析力や、プロセス知識に置くのではなく、むしろ顧客との二人三脚で、テーマの定義からアプローチ、ソリューションの創出と意思決定、導入とその効果確認・定着までを実践する、クライアントの伴走者としてのサービスにあります。
グローバル・リーダー開発を始めとした各種研修は、全てが「役に立つ」かどうかを軸として提供しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
大上段に構えた理念的な話だけでなく、具体的なアジェンダや使用するツールなど、詳細についても可能な限りご紹介する予定です。
参加される方は、本インタビューの内容から想像し、ご自身が現在抱えている課題と照らして、「何を聞きたいか」「それは何のために必要なのか」を明確にした上で、ご参加ください。参加者の皆さまの全てのご質問にお答えできるわけではありません。しかし、こうした仮想の問答を行われることで、より効果的に話をお聞きになることができると思います。
会場でお会いできることを楽しみにしています。
- 太田 信之氏(おおた のぶゆき)
- バレオコンマネジメントコンサルティング パートナー、アジアパシフィック代表
- 国際基督教大学大学院修了。London School of Economics博士課程中退。ソニー、GE、コンサルファームを経て、ジェネックスパートナーズ設立に参画後、2009年より現職。グローバル企業を中心に20カ国超の多文化環境で、ファシリテーションを活用した業務改革とリーダーシップ開発を推進。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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