日本の人事部「HRカンファレンス2015-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

参加お申込み(受付終了)
2015年11月17日(火)・18日(水)・19日(木)開催 会場 大手町サンケイプラザ 後援 厚生労働省
日本の人事部「HRカンファレンス2015-秋-」トップ講演者インタビュー> 吉田 実氏(株式会社シェイク 代表取締役社長)インタビュー

講演者インタビュー

講演者インタビュー一覧

ダイバーシティ対応型管理職の育成のポイントと、リーダーシップ開発のタイミング

吉田 実氏 photo

株式会社シェイク 代表取締役社長

吉田 実氏

情報も戦略も人材も、多様化・複雑化する時代。このような背景の中で、今後、求められるのは、多様な価値観や能力を持つ人材を束ね、成果に導いていくダイバーシティ対応型の管理職の存在と言えます。本セミナーでは、育成施策の考え方のポイントと、今、必要とされるリーダーシップ開発のポイントについてお伝えいたします。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

今年の5月、アメリカのオーランドで開催された人材開発に関する世界最大のカンファレンス、ATD2015に参加してきました。そこでトレンドとなっていたのは、「学び方の変化」です。グローバル化が進み、ITによって情報流通に変革が起こる中、上位者が経験してきたことが通用しないことも増えてきました。このような時代の「育成のあり方の変化」は、世界的にも大きなテーマになっています。

日本企業の管理職の方々からは、「女性管理職を増やせという指示があるが、どう育成すればいいか分からない」「外国人社員に対する接し方が分からない」「ゆとり世代に厳しく指導をしたら、辞めてしまった」といった声をお聞きします。

ダイバーシティと言えば、女性活躍というイメージもありますが、「女性社員にどう接するか?」といった視点ではなく、「将来の組織成長のための育成とは何か?」といった経営視点に立ち変革していくことが必要です。

本セミナーでは、「ダイバーシティ時代における育成の変化」「将来のリーダーを育成するための若手育成の考え方」「リーダーシップパイプラインから考える組織文化づくり」という観点から、これからの管理職育成のポイントを考えていきます。

ダイバーシティ時代に対応した管理職育成や、社員の育成体系の再構築において、今後の人事・育成施策につなげていただきたいと思います。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

シェイクは、入社して数年経った若手社員の元気がなくなっていく状態に問題意識を持ち、事業を開始しました。「言われたことをこなす」ことを繰り返していると、自分の意志で未来を切り拓く力や、組織を変革する力が衰えていきます。「型にはめる」人材育成ではなく、一人ひとりが、「時代を切り拓くリーダー」として、活躍するための人材育成に転換してくことを目指しています。

研修を実施するだけでは、組織は変わりません。組織を変えていくためには、社員に対する育成だけではなく、職場での上司の育成を変えることや、組織文化づくり、制度との連動なども考慮する必要があります。

現在、シェイクでは、一部上場企業のお客さまが50社以上あり、年間約3万人の社員とお会いしていますが、組織課題や人材育成施策は、各社によって全て違います。シェイクは、一社一社の課題に向き合いながら、理想の組織作りに向き合う事を信条としています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

海外の人材育成の実態を知ると、日本の人材育成が遅れていることが分かります。一方で、日本企業が世界に誇れる強みを持っていることも感じます。例えば、組織ロイヤリティー、理念に対する意識、全体最適を考える意識、仲間を思う気持ち、人と人とのつながりなどです。このような強みがあっても、暗黙知を形式知化出来ていなかったり、強みを自覚出来ていなかったりするのが現状です。私たちは、このような強みを磨き、理想の組織を作り、世界に広げていくことができると信じています。会社の枠を超え、日本全体で力を合わせながら、理想の組織や人材育成に取り組んでいきましょう。

講演者プロフィール
吉田 実氏(よしだ みのる)
株式会社シェイク 代表取締役社長
大阪大学基礎工学部卒。住友商事株式会社を経て2003年シェイク入社。営業責任者、人材育成事業の立上げ拡大に従事。2009年9月より代表取締役社長に就任。ファシリテーターとしての実績は新入社員から管理職層まで多岐に渡り、12,000人を超える育成に携わる。著書に『「新・ぶら下がり社員」症候群』等。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。