講演者インタビュー
心理アセスメントを効果的に使っていますか? 目的に合った使い方で成果を上げる!!
株式会社Human Science Plow 代表取締役社長
宮崎 陽世氏
多くの企業では、人財採用や人事異動、更には人財育成の場などで、様々な心理アセスメントを活用しています。その精度や納得感も近年増していると感じます。しかし、その使い方は画一化され、限定的になっているようです。今回は、心理アセスメントの可能性と限界を考えながら、特徴を考えたアセスメントミックスの手法など、より良い心理アセスメントの活用法について、お話ししたいと思います。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
アセスメントの特徴を踏まえた、効果的な活用法についてご紹介いたします。世の中には多種多様なアセスメントが存在しますが、ビジネスにおいても、多くの企業が何らかのアセスメントを取り入れていますね。それぞれのアセスメントには開発の目的があり、特徴や狙いとするものが異なります。ですから、どのような場面でも利用できる、万能なアセスメントはありません。アセスメントの効果をより高めるためには、使う側が活用目的別に特徴をよく理解し、使い分ける必要があります。何でもありきでは、無理・無駄が生じて、アセスメントの実施自体が目的となってしまう危険もあるわけです。
講演では、16年間アセスメントに携わってきた経験から、ビジネスにおけるアセスメントの存在意義を考えながら、それぞれのアセスメントの特徴を活かした利用法について言及したいと思います。特に今後求められてくる「アセスメントミックス」については代表的な既存のアセスメントの話や弊社の「Human Finder」の事例を交えながら、より効果的なミックスの仕方をご一緒に考えていきます。また、アセスメントを活用する人の心構えや注意点にも触れていきたいと思います。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
私たちヒューマン・サイエンス・プローでは、『Human Finder』という、独自に開発した行動特性アセスメントを使用し、人の現在の行動を分析・診断します。特に半年や一年といった単位での、一定期間における人の行動や考え方の変化をBefore & After としてレポート化し、数値化、可視化していきます。それらのレポートは、主に人財育成における効果測定や成長の確認に活用されています。
また、行動特性を測定することで、あらゆる行動の診断が可能であり、企業独自のコンピテンシーや現場で求められるビヘイビアをオリジナルレポート化してご提供しています。
このような特徴を踏まえて、診断レポートのご提供だけでなく、企業内の人財選抜や人財開発へのアセスメント導入のコンサルティングや、Human Finder を活用した研修なども実施しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今、日本では、あらゆる企業が世界とのつながりを強め、急速なビジネス環境の変化への対応に迫られています。そのような中で競争に勝ち抜いていくためには、あらゆる職種で生産性を上げることが強く求められます。このような課題に対して、どこまでアセスメントが貢献できるのか、人材の選抜や育成にどのようにかかわり価値を提供できるのか、その可能性について意見交換ができればと思っています。
ひいては、弊社もサービスの価値を高め、微力ながらこれらの問題の解決に貢献したいと願っています。人に関わるお仕事をされている皆さまのご参加をお待ちしております。
- 宮崎 陽世氏(みやざき ようせい)
- 株式会社Human Science Plow 代表取締役社長
- 長崎県生まれ、早稲田大学法学部卒業。大手メーカーにて営業職に従事。99年、キャリパージャパン株式会社の設立に参画、最高執行責任者に就任。法人組織へのアセスメント普及に努めた。2010年に独立し、現会社設立。アセスメントデータを活用した組織や個人へのコーチング、コンサルティングが専門。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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