――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

パネルディスカッションのテーマは、「変革人材・事業リーダー育成」です。経営陣に重要性が認識されているものの、人事部門では意外と具体化が遅れているテーマです。先進企業での実施事例を元に専門家、研究者、現場担当者、それぞれの立場からの討論を通じ、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

激変の時代の今、先進企業は30代～50代の変革人材、事業リーダー育成に舵を切りました。なぜでしょうか？　シンプルに言うと、中堅幹部に求める人材像が変わりました。経営幹部が戦略を創り、中堅幹部は部下に理解させ実践するという「民主型」「率先型」のマネジメントの時代は、限界になったのです。中堅幹部もビジネスモデル・事業戦略を創り、事業シナリオを策定、自律的に実践する「ビジョン型」リーダーを求める時代に変わりました。

この期待に応えて、弊社ビジネスインテグレーションパートナーズ株式会社（以降BIP）では、三つの演習プログラムを開発、実績を広げています。
1．【マインドアップ演習】キャリア成長論の知見を生かし自律的に行動するマインド育成のプログラム。
2．【ビジネスモデル設計演習】世界的に採用されるビジネスモデルキャンバスを使い業績を抜本的に変革するビジネスモデルを議論できる集団作りのプログラム。
3．【ビジネスプラニング演習】現場で実践的に使えるビジネスプラニング能力を演習で体得するプログラム。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

今回のパネルディスカッションでは、BIP代表佐々木のほか、事業創造大学院大学准教授の岸田伸幸氏、横河電機株式会社マーケティング本部イノベーションセンター　研究・事業開発部マネージャー常岡敬司氏にご登壇いただきます。

BIPでは、多くの経営コンサルティング経験を踏まえ、2008年より公開講座【事業リーダー実践塾】を開催し、自社主催、企業研修を含めて受講企業55社、約400名の実績を上げています。岸田氏は、ベンチャーキャピタルの実務経験を有し、現在は社会人のMBA・MOT教育を実施している学会専門家です。常岡氏は、大手製造業のイノベーションを視野に持ち、各部門の人材の現状とニーズをよく体感されています。各位の豊富な経験をもとに、現場の実践につながる議論を進めます。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

激変の時代の今だからこそ必要とされる、弊社BIPが取り組んできた【変革人材・事業リーダー育成プログラム】。パネルディスカッションでは、開発の背景となる経営環境、プログラムの理論的根拠をご紹介します。また、三つの演習プログラム【マインドアップ演習】【ビジネスモデル設計演習】【ビジネスプランニング演習】の内容も具体的にご説明します。先進企業での実施実績があり、研修で学んだフレームワークは、すぐ社内で導入することのできる内容です。

これまでの階層別研修に疑問をお持ちの方、先進企業の取組みを知りたい方、新しいリーダー研修プログラムをお探しの方に、ぜひご参加いただきたいと思います。