講演者インタビュー
「7つの行動原則」―1年で1500人を本気にさせる、若手・中堅研修の秘訣―
クリエイトJ株式会社 代表取締役
堀田 孝治氏
「頭はいいのに、仕事はできない」「真面目だが、残業が多い」「すぐ理不尽だと不満を言う」「優秀だが、小粒」……このような人にはある共通の問題があり、そこを解決せずにスキル研修やOJTをやっても効果はありません。本講演ではその根本的な解決に向けて開発された「7つの行動原則」プログラムをご紹介します。特に3年目研修や30歳のキャリア開発研修などでお悩みの会社様にお勧めです。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
「頭はいいし、努力もするが、仕事ができない」「すぐに理不尽だと不満をいう」……。なぜ多くの若手がこのように“報われない努力”をし、空回りをして周囲も自分も残念な思いをしていくのか。では、彼らに役に立つ教育施策とは何なのか……この「問い」に対する答えが「7つの行動原則」プログラムです。
はたして日本の事業会社出身の人間が開発したプログラムが受け入れられ、お役に立てるのか。当初は自分でも半信半疑でしたが、導入した企業から「それまで“報われない努力”をしていた彼が、研修後の現場で別人のように活躍している」といったうれしい報告が続々と届くようになり、おかげさまで現在では1年間に約1500人が受講する研修にまで育ちました。
講演では、欲張りですが、二日間の「7つの行動原則」研修を、1時間という限られた時間の中でできるだけお届けすることにチャレンジします。そしてこのプログラムの特長である「統合的」で「具体的」なところ、そしてただ「学ぶ」のではなく「学び方を学ぶ」ところを体感していただきたいと考えています。
実は私自身が“報われない努力”をし続けた結果大きく挫折し、そしてそこから「7つの行動原則」で回復した実体験を持つ人間です。「外側から研究した理論」ではなく、「リアルな実践家の持論」であり、「世代や業種・職種を超えた原則」をお伝えしたいと考えています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
社名の「クリエイトJ」には、「『自分(Jibun)を創る』→『人財(Jinzai)を創る』→『日本(JAPAN)を創る』」という思いが込められています。われわれはこの順番が大切であり、チームや組織を変えたいのであれば、まず自分自身が自立した「仕事のプロ」になることが必須であると考えています。
私の強みは、営業、マーケティング、総務、人事、広告、といった豊富な「実務経験」と、「部下と上司」「売り手と買い手」といったさまざまな立場の経験、そしてなにより、そこでの生々しい(特に20代の)数々の「失敗体験」です。講師としては論理的でありながらユーモラスでもあり、強いメッセージを発しながらも深く引き出し、といったように、とにかく変幻自在(?)です。そして、何より、私自身が「7つの行動原則」で成長した経験を持つこと、そしていまもそれを実践しているのが、一番の「強み」だといえます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事部にいたころ、とても不思議だったのが、提案される研修の多くが「欧米の理論をルーツにしている」ということでした。そこで“もっとリアルに役立つ”“日本の現場発の”“骨太な”プログラムはないか?と探し続けましたが、みつかりませんでした。
そんな時、ある方の「ないなら、自分で創ればいい」という一言でハッと目が覚め、それがきっかけになり「7つの行動原則」を開発することになりました。私は日本の現場で実践されてきた高品質な「仕事のやりかた」に誇りを持っていますし、グローバル化が進むからこそ「自分たちの強み」を伝承していくことがとても大切だと考えます。そんな思いにご共感いただければ、とてもうれしいです。
- 堀田 孝治氏(ほった こうじ)
- クリエイトJ株式会社 代表取締役
- 1989年に味の素(株)に入社。営業、マーケティング、“休職”、総務、人事、広告部マネージャーを経て2007年に独立。2年目には170日/年の研修を行う人気講師になる。現在は自身の「失敗」体験をベースに開発した「7つの行動原則」に集中。著書「自分を仕事のプロフェッショナルに磨き上げる7つの行動原則」 他
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。