講演者インタビュー
人材マネジメントの秘訣は顔と名前の一致である――脳科学者が解き明かすビジネスメリット
株式会社カオナビ 代表取締役
柳橋 仁機氏
組織において「顔と名前が一致する」ことは、ビジネスパーソンのやる気を引き出し、人材マネジメントが成功するというメリットがある。なぜ顔と名前を覚えると人材マネジメントが成功するのか――。顔写真が並ぶ人材管理ツール「カオナビ」の事例を交えながら、TVで話題の脳科学者の中野信子先生を迎え、「顔と名前が一致する」ことのビジネスメリットについて対談いたします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
「顔と名前が一致しない」。僕たちのお客様には共通した悩みがあります。
企業は成長を目指すのが常ですが、成長するほど見えなくなるのが、社員の「顔」。
「顔と名前が一致しない」というこのシンプルな課題を解決するキーは、「顔写真」です。
弊社が提供している「カオナビ」は、顔写真が並ぶクラウド人材管理ツールです。このツールが誕生した背景には、人材マネジメントの基本は“顔と名前を一致”させることが大切だという考えがあります。たとえば、作りこんだ研修制度を実施したり、複雑な評価制度などを回したりしても、顔と名前が一致していない状態では一人ひとりに関して深く知ることはできないし、そもそも信頼関係も築きにくいのではないでしょうか。弊社はこんな視点を大切にして、サービスを提供しています。
それでは実際、人材マネジメントやビジネスにおいて「顔を覚える」「顔と名前を一致させる」ということに、どのような意味があるのでしょうか。本講演では、そんな疑問を「ホンマでっか!? TV」などで話題の脳科学者の中野信子先生にお伺いし、脳科学の観点で“顔と名前の一致”のメリットについて解明していきたいと思っています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
最大の特徴は、人事部だけではなく、現場で活用することにフォーカスした人材管理ツールということです。そのために、顔写真が並ぶ画面と直感的なインターフェイスで、誰が使ってもパッと人材情報を把握できるようにシンプルさにこだわっています。また、クラウドでサービスを提供しているので、情報を一元管理して経営層や現場のマネジメントまで人材情報を共有することができますし、スマホやタブレットでも使えるので、各店舗や拠点で働く現場の人材のマネジメントにも威力を発揮します。
業種、企業規模、利用場所を問わず活用いただいており、サイバーエージェント様やSansan様、クックパッド様、トゥモローランド様、丸亀製麺のトリドール様。最近では日清食品HD様や、テルモ様などの大手の企業にもご利用いただいています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
社員が急増している成長企業では「誰がどこにいる? 誰が何をできる? そもそもあれは誰?」というような、お互いの顔と名前が一致していない”タコツボ”状態に陥っているケースをよく耳にします。
本講演では、「カオナビ」の導入企業が抱えていた、人材マネジメントシーンでよくある悩みや疑問などを交えながら、脳科学者の中野信子先生に人材マネジメントにおいての“顔と名前の一致”のビジネスメリットについて解明していただきます。普段の人材マネジメント業務に活かせるヒントを、なにか一つでもお持ち帰りいただけるような講演にしたいと思います。
- 柳橋 仁機氏(やなぎはし ひろき)
- 株式会社カオナビ 代表取締役
- アクセンチュアで技術職、アイスタイルで人事責任者を経て、サイバーエージェントとのJV子会社の立ち上げに参画。その後、独立し現職。経営視点で人事業務をみた際に、既存の人事業務や人材開発手法に疑問を感じ、「顔と名前の一致」に着目したシステム「カオナビ」を開発・販売開始。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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