日本の人事部「HRカンファレンス2015-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

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2015年11月17日(火)・18日(水)・19日(木)開催 会場 大手町サンケイプラザ 後援 厚生労働省
日本の人事部「HRカンファレンス2015-秋-」トップ講演者インタビュー> 大島 由起子氏(インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長)インタビュー

講演者インタビュー

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~成功・失敗事例から考える~「タレントマネジメントシステム」は本当に必要なのか?

大島 由起子氏 photo

インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長

大島 由起子氏

「タレントマネジメントシステム」を検討し、導入する企業が増える中、一定期間活用を試みた企業の間で、成功/失敗の明暗が分かれてきています。実際の成功事例・失敗事例を紐解きながら、「そもそも、今、日本企業に『タレントマネジメントシステム』は必要なのか」という原点に立ち返って、何が成否を分けているのかを考え、人事のビジネス貢献に役立つシステム選びのポイントを探ります。
(協賛/インフォテクノスコンサルティング株式会社・株式会社T4C)

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

タレントマネジメントシステムが日本で導入されるようになって3~4年が経ち、投資に見合う成果が上げられていない失敗例を耳にするようになりました。後継者選抜・育成のために「タレントマネジメントシステム」を導入したけれど、その一年後、実際の選抜条件の検討や、候補者の実績・評価の包括的な確認、候補者間の比較・分析といった、「考える」ことの大部分は、Excelを使った手作業でサポートしており、システムにはその最終結果を入れて、参照することのみに使っている、といった話は珍しいことではないようです。

そうした話を聞くにつけ、「そもそも、『タレントマネジメントシステム』と呼ばれるパッケージ製品は、現在の日本企業に本当に必要なのだろうか?」という、根本的な疑問が湧いてきます。今回のセミナーでは、失敗例はもちろん、人材マネジメントをシステムで支援することに成功している事例も紐とくことで、今の日本の人材マネジメントに求められているシステム支援の本質を考えていきます。「今のトレンドだから」「グローバル企業として必要と言われているから」といった一般論から距離を置いて、ゼロベースでシステム支援の必要性と求められる機能について、整理していきます。

今から「タレントマネジメントシステム」の導入を計画されている方、今使っているシステムがどうもしっくりきていない方にとって、ヒントの詰まった話にしていきたいと思います。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

弊社は、今から12年前の2003年に、単に人事業務支援だけでなく、人材マネジメントにも活用できるパッケージソリューションとして「Rosic人材マネジメントシステム」を世に送り出しました。私自身は、その立ち上げのためにRosic事業に参画し、以来、日本企業の人材マネジメントにとって必要なソリューションとは何かを、毎日のように人事関連の方々とお話しながら、考えてきました。

2003年当時は、「人事・給与システム」が主流の時代で、給与や勤怠を持たない「人材・タレントマネジメンシステム」などいう発想は皆無でした。「人事のマネジメント」にシステムを、と営業に回っても、「給与・勤怠がないシステムで何をするの?」と、言われ続けたものです。しかし、流れは大きく変わり、今では100社を超えるお客さまをご支援するまでになりました。そうした実経験から得た、生々しい、机上の空論ではない話を、実例を交えてお話します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

現在、毎日のように「タレントマネジメントシステム」導入に関するお問い合わせを受けています。多くの企業が、その分野に何か手をつけなくてはいけないという危機感をお持ちであることを肌で感じています。

ただ、「タレントマネジメントシステム」という言葉にとらわれ過ぎて、本来の目的を見失ってしまうケースは少なくありません。「タレントマネジメントシステム」ブームのはるか以前から、日本企業の人材マネジメントを「システム」の側面で支援してきた者として、ぜひ一社でも多くの企業が、システム導入を成功されることを願っています。実際のシステムのデモをお見せし、他社がどのように活用しているかもお話しする予定です。ぜひ、ご参加ください。

講演者プロフィール
大島 由起子氏(おおしま ゆきこ)
インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
株式会社リクルート、Hewlett-Packard Australia LtdのAsia Pacific Contract Centreを経て、2004年より現職。企業の人材マネジメントにおけるIT活用推進の支援を行う。著書:『破壊と創造の人事』(楠田祐・共著) ディスカヴァー・トゥエンティワン

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