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日本の人事部「HRカンファレンス2015-春-」トップ講演者インタビュー> 太田由紀氏(サイコム・ブレインズ株式会社)インタビュー

講演者インタビュー

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「修羅場経験」で成長する女性管理職
パネルディスカッション&研修プログラム体験

太田由紀氏 photo

サイコム・ブレインズ株式会社 専務取締役

太田 由紀氏

今後さらなる活躍が期待される女性管理職。しかし、リーダーとしての経験不足から、部下を牽引し成果を出すことに自信が持てず、悩みを抱えている女性管理職も多いのではないでしょうか。今回は、現職の人事担当役員・人事部長が、女性が管理職として活躍するために避けては通れない経験について、自身・自社の事例を交えながら語ります。さらに後半では、女性管理職が経験不足を補うための研修プログラムを体験していただきます。
(協賛/サイコム・ブレインズ株式会社)


―― 今回のワークショップのポイントについて、お聞かせください。

太田:女性の管理職登用が進む中、役員クラスを目指す女性を増やすことを課題とする企業が増えつつあります。私は研修講師として企業の管理職育成に携わっていますが、同企業内で男女の管理職を比較した場合、強みの違いこそあれ、能力面で差を感じることはありません。一方、マインド面では女性のほうが自分に自信を持てなかったり、管理職の役割を担うことに消極的だったりすることが多い傾向にあります。

理由としては、次の二つが考えられます。一つは、入社時から将来管理職になることを想定した「経験」を積む機会に恵まれなかったこと。例えばチームや部門を超え連携しプロジェクトをまとめる経験、自社外でプレゼンテーションをする経験などが男性より少ないようです。また、私が大手企業の人事部長数名にインタビューしたところ「女性管理職は(自分が矢面となり、困難な状況に対峙するという)修羅場体験が少ない」というお話もうかがいました。

もう一つの理由は、管理職においてマイノリティーである女性が、マジョリティーである男性の暗黙の行動規範や思考様式を完全に理解できず、効果的な行動ができていないこと。これには若い頃から経験を積むことで、自らの強みを生かし、適応していくことも可能です。今回はこの二つの理由に注目しワークショップを開催いたします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

太田:ワークショップ前半では、日本を代表する通信インフラ企業、世界最大の消費財メーカー、伸び盛りのIT企業という、業種・風土が異なる企業の人事担当役員および人事部長3名が、活躍する女性管理職になるために必要とされる経験や修羅場体験を、ご自身の会社の事例や経験を交えて本音で語り合ってくださいます。まとまった結論が出るのか、正直なところファシリテーターを務める私にもわかりませんが、それもライブの醍醐味だと思います。

また弊社提供の研修では、アセスメントやケーススタディを社内で開発するか、社外から導入しており、スキルトレーニングと組み合わせて、効果の高い研修プログラムを開発・提供しています。今回のワークショップ後半では、弊社開発の「女性管理職が男性の中で『修羅場』を乗り切る自信と力を身につけるために、足りない経験を補完する研修プログラム」の一部を、短時間ですが体験することができます。

―― ワークショップに向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

太田:皆さまご存じのように、変化しつづけるビジネス環境や多様化する顧客ニーズに効果的に対応し、企業の優位性を創り上げるためには、ダイバーシティが欠かせません。女性活躍推進もその一つです。「女性」と区切ると男性には分かりにくく、敬遠されがちですが、企業が成果を出し続け、成長し続けるためには欠かせない人材活用戦略として、男性の方にこそぜひご参加いただきたいワークショップです。

講演者プロフィール
太田由紀氏(おおた ゆき)
サイコム・ブレインズ株式会社 
専務取締役
一橋大学社会学部卒業。リクルートにて中小法人の新規顧客開拓営業、及び求人広告媒体の編集制作を担当後、ブレインズ設立に参画、創業メンバー。2008年10月サイコム・ブレインズ株式会社設立とともに現職に就任。大手企業・教育団体向けのヒューマンスキル研修や営業研修のプログラム開発、及び講師を主業務とする。

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