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日本の人事部「HRカンファレンス2015-春-」トップ講演者インタビュー> 内藤英俊氏(学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所)インタビュー

講演者インタビュー

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「コトバ」の通じる職場にするために~多様性に対応するコミュニケーションとは?~

内藤英俊氏 photo

学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所 人事・コミュニケーション研究センター 主幹研究員

内藤 英俊氏

現代の職場では、上司とメンバーだけでなく、メンバー同士の意思疎通が難しくなってきていると言われています。これは、双方が持つ価値観、理想、習慣などが異なってきており、それらをすりあわせたうえでやりとりを行なう必然性が出てきているからです。今回の講演では、価値観、理想、習慣等のコンテクストを確認する方法や、コンテクストの違いを超えたコミュニケーションについて、わかりやすく解説させていただきます。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

内藤:経営環境の変化スピードが速まる中、同じ時代・空間を生きていても、異国間や世代間など、コンテクスト・文脈を共有しない方同士のやり取りが増えています。いかにそのような状況において円滑に意思疎通を図っていくのか、これは、組織経営や人材開発上の大きな問題のひとつになってきていると捉えています。

実際に、本学が携わったグローバル人材の育成研修やダイバーシティ推進の研修や取り組みの支援のなかでは、「コンテクストに依存しない」コミュニケーションスキルの獲得を内容に組み込み、評価をいただいています。「コンテクストに依存しない」コミュニケーションスキルとは、暗黙の前提であるコンテクストを言語化し、言葉で両者の前提を確認し、お互いの行動変容を促すスキルです。

このスキルは、異国間、世代間のみならず、他者とのコンテクストのすり合わせにとても有効なスキルだと考えています。今回の講演では、「なぜ、組織間および組織内部において、他者とのコミュニケーションが円滑に進みにくくなっているのか?その要因とは?」「より円滑にコミュニケーションを進めていくために求められる考え方とは?」「コンテクストの違いを超えたコミュニケーションのとり方」などについて、わかりやすく解説したいと考えています。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

内藤:産業能率大学総合研究所は、上野陽一によって1925年に創立された日本産業能率研究所から続く、日本有数の研修・コンサルティング機関です。日本産業界の黎明期から、高度成長期を経て現在に至るまで、創立から約90年にわたり日本を代表する社会人研修・コンサルティング機関として産業界に貢献してきました。特にミドルマネジャーを中心としたマネジメントスキルやコミュニケーションを中心とするビジネススキルの向上、次世代経営幹部の育成、組織の問題解決に関わる人材開発プログラムの開発と実施、組織改革のための諸制度の構築からその定着化まで、企業の経営課題を解決する的確なソリューションを提供しています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

内藤:不透明な経営環境が今後も続きそうな状況において、「他者とうまく協働し、未来にむけて成果を出し続けられる職場の形成、人材の育成」は組織共通のニーズではないかと考えております。講演では、このニーズの実現に向けて、ご参考になりうる考え方や人材育成の方法論の一部をご紹介いたします。多くの経営者、経営幹部、人材育成部門の皆さまにご参加いただけると幸いです。皆さまのご参加をお待ちしております。

講演者プロフィール
内藤英俊氏(ないとう ひでとし)
学校法人産業能率大学 総合研究所
経営管理研究所 
人事・コミュニケーション研究センター 
主幹研究員
早稲田大学商学部卒業。シアー・ボサール社入社(現ジェミニ・コンサルティング)。スイスIMD修了 経営学修士(MBA)。日本ロシュ株式会社(現中外製薬)入社。1999年より産業能率大学に入職し、現在に至る。海外現地法人向け支援、外資系企業の国内展開支援等、組織変革、事業革新コンサルティングを実施。

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