講演者インタビュー
場を作り意欲を高め、チームを笑顔で動かす!「人間力」を持った真のリーダー育成とは
コンティニュウ株式会社 代表取締役社長 一般社団法人コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長
大山 裕之氏
自走する組織はテクニックではなく感情を理解することから始まる!今必要なのは部下をコントロールするのではなく、信頼や共感を得る「人間力」です。グローバル、65歳定年、女性活躍など、価値観の違う部下と共感し、モチベーションを引出し、笑顔でチームを動かす真のリーダー育成とは何か?心理学を踏まえた新手法「コーチアプローチファシリテーション」メソッドをトヨタグループ企業様での実例、大学論文を交え解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
大山:リーダーに求められることが大きく変化してきています。部下の気持を理解する、共感型のリーダーがとても重要な時代なのです。今までは自分の知見を活かし自分が部下を引っ張っていく、「俺が俺が」リーダーが良いリーダーとされてきました。しかしながら価値観が多様化している今、部下と一緒に考え部下の考えを聴き、モチベーションを引き出し、チームを活性化させることができることが重要なのです。今回はこのような「人間力」をもった真のリーダーになるには何が必要なのかを、お伝えしたいと思います。
人間は、感情で動きます。正しいことを言われても腑に落ちないと動きません。これまでのマネジメントは、スキルやテクニック的なことが大半でした。しかしながら給与やポストといった物質的な「もの」への限界が見えている今、部下が求めているのは、仕事のやりがいやチームワーク、貢献などといった「心」の満足を求めているのです。
人間の本質の理解は、65歳定年、女性の活用、外国人の活用、モチベーションVer3.0など価値観多様の時代、メンタルヘルスや、ハラスメント予防にもとても効果的です。本質を知ることで、メンタルの対策は必要なくなるのです。さらにコーチングやファシリテーションといったスキルも、この前提がないと全く効果を発揮しません。部下との信頼関係が大事なのです。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
大山:5年間、この「人間力」をどのように理解し身に付けるかについて、真剣に取り組んでまいりました。海外含む約12000人のアンケートの結果などから、原理原則に基づいた、効果的な方法を見出し様々なトレーニングを実践してきました。
それは心理学、脳科学的見地から人間の本質をまず理解し、自分自身知ることから始まります。自分を理解し他人を理解することこそが「人間力」を身につける第一歩となります。この考え方は、関西学院大学 加藤教授に研究をお願いし、その効果を論文にまとめていただいています。
また、この考え方は人間の本質に根ざしていますので、外国人との国や文化を超えたグローバルリーダーにも適応できます。中国、台湾などで実際のグローバル企業の現地マネージャー育成でも多数実績を積んできたことも、弊社の強みです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
大山:マネジメントには、人に痛みを与え嫌なことを無理にやらせるためのテクニック中心の方法と、みんなで協力し自分も役に立ち、貢献できたことを喜びとして目標達成に向かう人間中心のマネジメントの二つがあります。後者のマネジメントがこれからの会社を変革させると確信しています。これを実現させるのがコーチアプローチファシリテーションです。ぜひ新しい時代のマネジメントを体感して、一緒に素晴らしい組織を創造していきましょう。ご参加いただいた方には、関西学院大学 加藤教授の小論文「コーチングとファシリテーションの活用における一考察」進呈いたします。
- 大山裕之氏(おおやま ひろゆき)
- コンティニュウ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長 - 大手電機メーカー、コンサルティングファームを経て人財育成の重要性に気づき独立。心理学、脳科学を駆使し「人間力」をベースとしたコンテンツを開発。組織風土変革プロジェクト、中国での講演研修を多数行う。コーチアプローチファシリテーションを中心に、メンタル、グローバル人材等幅広い分野で活動。笑顔の講演が魅力
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